出版社内容情報
江上 剛[エガミゴウ]
内容説明
二年前、二つの銀行がしぶしぶ合併して誕生した第七明和銀行。旧第七銀行出身である会長の権藤幾太郎は、専務の綾小路英麻呂を使い、旧明和銀行出身の勢力を排除すべく陰謀を巡らせていた。そんな折、雑用を担当する庶務行員の多加賀主水が、同銀行高田通り支店に配属される。彼の真の目的は、ある男からの命令を受け、極秘裏に支店内の動向を調査することだった!
著者等紹介
江上剛[エガミゴウ]
1954年、兵庫県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)入行。97年の第一勧銀総会屋事件では混乱収拾に尽力した。2002年『非情銀行』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユザキ部長
78
特命係長只野仁から角とエロさを削った感じでしょうか?サングラスじゃなく狐の仮面ね。2018/11/07
★グラスハート★
55
2.0 江上剛初読みです。難しい用語もなくサクサク読めますが、深みを感じない。そして、自分からペラペラとしゃべってくれる人ばかり。半沢直樹超ライトな感じ。2021/10/18
mr.lupin
50
江上剛さんの著書三冊目読了。二年前、二つの銀行が渋々合併して誕生した第七明和銀行。そんな銀行に数々の職業を転々として今度は雑用を担当する庶務行員として多加賀主水が配属された。しかし主水の目的はある男からの命令を受け、極秘裏に支店内の動向を調査する事だった。銀行を舞台にした勧善懲悪モノでとても読みやすくゆるりと楽しめた。続篇もあるようなのでまた手に取ってみたい。☆☆☆☆★2020/09/22
drago @GW車中泊旅行計画中。
43
メガバンク・第七明和銀行・高田通り支店で雑用を担当する庶務行員・多加賀主水が、合併の主導権争いに絡んだ銀行のスキャンダルや危機を解決していく…。 ◆銀行物といえば池井戸潤だが、本書の著者もメガバンクの元行員。しかし、残念ながら小説としての出来は池井戸氏に遠く及ばない。 ◆「狐面の稲荷」&「右翼のスパイ」が跳梁跋扈し始め、急に興醒め。これでは金融小説ではなくファンタジー。 ◆文体が非常に軽く、大人向けの「勧善懲悪ライトノベル」と割り切って読めば面白いのだろうが、私には合わなかった。次は無いかな…。 ☆☆☆2023/03/09
達ちゃん
43
前から気になっていた主水シリーズ。内容はわかりやすいし、サラッと読めて面白かったです。続きも読んでみよう。2019/08/28