内容説明
訳ありの人間に、新たな人生を提供する「生かし屋」兵藤。東京へ逃げてきたエリとゆり二人の女性と出会い、彼女らを狙う連中を追ううちに、失っていた自身の記憶との奇妙な因縁に気づき始める。やがて失踪していたゆりの元婚約者が遺体で発見され、連鎖する事件の果てに辿り着いたのは、「生かし屋」組織の恐るべき実態だった。棟居刑事が現代の闇を暴く傑作サスペンス。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年、埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒。69年『高層の死角』で江戸川乱歩賞、73年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞を受賞。その後次々と話題作を発表、確固たる地位を築く。推理小説のみならず、時代小説、ドキュメントと幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へー
1
やや無理矢理繋げた感はあるし、最後にバタバタっと収束させた気がしなくもない・・・スケールがかなり大きいだけに仕方ないのか。2011/08/16
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
0
平成23年 7月25日 発行2015/12/26
スラウギ
0
タイトルに惹かれたが、期待はずれ。話の展開に偶然が多すぎてリアリティがない。女性の描き方が、男性目線で女性に幻想を抱きすぎている感あり。2014/08/13
ZAK1
0
タイトルの意味が解ったときはなるほどなと思った。些細な人違いからここまでスケールの大きい話に膨らませて、かつ綺麗に風呂敷を閉じるのは流石だなと思った。細かい部分の配慮や設定が凝っていて、ストーリーも面白い。2012/02/17
タルト
0
財布をすられた女性。暴力団の現場を目撃してしまった女性。それらがある機関の悪事へと結びついていく。 内容はほぼ覚えていない。