祥伝社文庫
高層の死角 - 長編推理小説

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  • サイズ 文庫判/ページ数 343p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396335328
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

43
〔再読〕江戸川乱歩賞作品。初期の三部作の一つです。高層ホテルのオーナーが自社のホテルで殺害されます。ルームは二重の密室になっていて秘書が疑われますが、その秘書も殺害されてしまいます。トリックは密室とアリバイ崩しですが、此が一筋縄ではいきません。一つのトリックを崩しても、更にその先に新しくトリックが現れる。タイトルの高層は単にビルの高さだけではなく、何層にも高く積み重なったトリックとの真っ向勝負との意味が在ります。兎に角犯人の狡猾さに苛立ちを覚え、主人公の刑事の粘り強さや執念に思わず応援してしまいました。2014/09/18

背番号10@せばてん。

31
【1969_乱歩賞】1974年読了。自分が読了したのは講談社の旧版ですが、残念ながら探しきれず。マイルールに反しますが、作者のご逝去を悼み、初期の代表作を登録。自分に多大なる影響を与えてくれた、巨星に心より合掌。(2023年7月27日入力。氏のご冥福をお祈りします)1974/09/15

kai

10
元ホテルマンの経験値が発揮された推理物だが、デビュー当初の作品なのでページ数のわりに回りくどさが感じられ、読書ペースは上がらなかった。。密室物から時刻表トリックが加味されてきたあたりで、読み進めることに嫌気がさしてきた。私は元々時間差物はそれほど好きではない。なんとか読了したが、修行のようだった。本格派好きの方は良いのではないか。2016/11/27

Yuka M

8
ホテルで10年程の勤務経験がある作者ならではの、密室トリック。昭和を感じさせる作品でした。2015/02/02

ふう

7
初期の森村作品ですね。 ちょっとかわいそうな平賀刑事でしたが、ときおりでてくる資料を見ながら、楽しく世増させて頂きました。 後半はちょっと息切れ感が・・・2014/03/17

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