内容説明
家庭内暴力、援助交際といった問題を抱えた三つの家庭。さらに父親が殺害されるなど、それぞれに深刻な災いが降りかかる。まったく無関係に思われた三つの家庭だが、実は半年前に偶然父親たちが同じバスに乗り合わせていた。棟居刑事がその背景を調べるうち、さらなる巨大な闇が垣間見える…。現代の世相を描いて家族の病理と新たな希望を模索する傑作推理。
著者等紹介
森村誠一[モリムラセイイチ]
1933年、埼玉県熊谷市生まれ。青山学院大学卒業後、十年間のホテルマン生活を経て、69年『高層の死角』で江戸川乱歩賞を、73年『腐蝕の構造』で日本推理作家協会賞を受賞。その後次々と話題作を発表、確固たる地位を築く。本格推理のみならずノンフィクション、時代小説と数多くの作品を発表し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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もぐもぐチョビたん
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昔住んでたところがこの作品の撮影にちょろっと使われたのです(。・ε・。)それで気になっていたので読んでみましたさ。2時間ドラマの定番ストーリーな一冊でした☆ タイトルに籠められた意味は好きです(>_<。)2012/11/23
マー坊
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いまいち…もっと激しい家庭崩壊を想像していたので期待はずれだった。2011/12/05
Mattsu
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最近、ミステリーものに飽き気味だったため、読み始めはあまり話に入り込めなかった。ただ、事件が起き、捜査が行き詰まりを見せ始めたころから徐々に面白くなり、最後まで読みきった。この作家さん、テレビでよく放送されていますが、実は読んだのは初めてでした。2010/09/26