内容説明
日韓併合とはなんだったのか。韓国史家が祖国のためにあえた糾弾。事実を無視する国に、将来はない。
目次
序章 李完用と伊藤博文
1章 なぜ、歴史の真実に目を向けないのか
2章 併合時代の歴史的真実
3章 李朝時代へ退行する北朝鮮・韓国
4章 併合で生き返った朝鮮経済
5章 「日韓併合」とは何だったのか
終章 韓国に新たな国難が迫り来る
著者等紹介
崔基鎬[チェケイホ]
1923年生まれ。明知大学助教授、中央大学、東国大学経営大学院教授を経て、加耶大学客員教授。民間レベルでの日韓関係改善に努め、サハリン在住韓国人の本国往来問題、原爆被爆者の治療援助、在日韓国人の法的地位向上のために尽力(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Willie the Wildcat
25
李氏朝鮮、日韓併合、そして南北時代の比較。日韓併合時の政治、経済、そして教育における成長率は、確かに目覚しい。一方で、客観的な史実と共に、現地の方々が当時の政策と実績を、”恩恵”として受け取るかどうかが鍵。興味深いのが「山口県との繋がり」。琳聖太子と百済人の末裔・後裔!?次に、反日感情の2つの原因。納得感。李氏朝鮮時代の自身の知識不足を痛感。(汗)2013/04/19
アベシ
19
中島みゆきの歌のごとく日本には、歴史には刻まれない数多くの輝く星がある。それらの星と星にまつわる話を丹念にひろい集め子どもたちに伝えていくのが歴史教育ではないだろうか?その星たちの偉業を思うとき本当に日本人として生まれてきて良かったと心から思います。であればこそ、正しい歴史をいいことも悪いことも、きちんと伝えていくことが大切なことではないでしょうか。2019/04/07
MAT-TUN
17
すごい。データに裏付けられた史実に忠実な本書を読むことこそ「歴史を直視する」ことにつながるだろう。陳舜臣さんの大著「中国の歴史」でじっくり読んでいたのですが、関連深いはずの朝鮮は中華帝国の属国としての立場でときおり登場するだけで正直なところ詳しくなかった。李氏朝鮮の堕落した現実、1945年以降の朝鮮半島での虐殺や混乱等をふまえた上での日韓併合および併合後の施策を論じているので功罪が明快。ダメな施策もきちんと論じられており、決して大日本帝国礼賛本ではない。余録として本書を読むことで高麗王朝に興味が出てきた。2013/08/21
わらびん
12
励まされた。もっと日本に誇りを持ってもいいのではなかろうか、そういう気持ちになる作品。当然、作者の主観が入っているので鵜呑みにはできないだろうが、現代のなにが何でも日本統治が悪いと言っているのを黙っているのも如何なものか。確かに明治維新後、列強からうけた圧力を李氏朝鮮に対して日本が行い日韓併合へと繋がったのであろうが、史実はしっかりとアピールすべきだであろう。2013/04/05
たかしくん。
12
非常に説得力のある本でした。であればこそ、今の北朝鮮の荒んだ実情には、本当にやりきれない気持ちになります。2012/10/22