祥伝社黄金文庫
侵略の世界史―この500年、白人は世界で何をしてきたか

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396312800
  • NDC分類 209
  • Cコード C0120

内容説明

同時多発テロは、“侵略の世界史”の終わりの始まり―明治以来、日本は欧米を文明先進国と崇め、非白人を歴史の表舞台に登場させることはなかった。そのため西欧の繁栄を支えた植民地支配の暗黒面を見落としてきた。本書は、白人の残虐性と侵略性の根源は何かを解明する。

目次

序章 米国同時多発テロの背景と日本の対応―白人による「侵略の世界史」の終わりの始まり
第1章 逆転発想の世界史―近世五〇〇年を、全地球レベルで読み直す
第2章 なぜ、白人は侵略的なのか―その歴史、宗教、風土から、原因をさぐる
第3章 スペイン・ポルトガルの世界征服―“新大陸”の先住民の運命と、二ヵ国による世界二分割構想
第4章 英仏蘭による植民地支配―インド、東南アジア、南太平洋の収奪とアフリカ大陸の悲劇
第5章 アメリカ、ロシアの野心と領土拡張―東から西から、いよいよ極東に迫り来る侵略の魔手
第6章 白人侵略の終着点・日本の対応―なぜ非白人国で唯一、侵略を免れたのか
第7章 立ち向かった唯一の有色人種―日本の戦争は、世界史の中でどう位置づけられるか
第8章 日本が真の独立国家となるために―なぜ、占領政策で刷り込まれた自責史観に固執するのか

著者等紹介

清水馨八郎[シミズケイハチロウ]
大正8年、山梨県出身。東京文理科大(現筑波大)卒業。千葉大学名誉教授、理学博士。都市と交通研究で長く学界をリードし、航空審議会委員など各種委員を歴任する。日本人が戦後失った「誇り」を取り戻すための講演・執筆活動も精力的に続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

James Hayashi

31
世界を牛耳ってきたスペイン、ポルトガル、英国、ロシア、米国。十字軍、宗教裁判、拷問、火あぶりの刑。宗教が悪いのでなく、宗教を利用した白人。その白人世界に対し日露戦争で楔を打ち込んだ日本。なぜ日本だけが欧米の侵略を免れたのか?日本人の有能さを侮れないと感じ取った為と述べている。しかし日本人の抜きん出た才能が戦後開花しない様、NHK、朝日新聞、岩波書店などGHQの犬と化し、自虐史観を植え付け洗脳したという見方(War Guilt Information Program)。続く→2018/12/11

Miyoshi Hirotaka

30
有色人種は約千年前までは優勢だったが、モンゴルのポーランド侵攻阻止、十字軍遠征、レコンキスタで拮抗、大航海時代から白色人種優勢に転じた。以来、五百年間、宗教、軍事、経済を統合した白人の社会システムが世界を席巻。有色人種は淘汰と搾取の憂き目に会った。これを逆転したのが日露戦争。その後、わが国は米国に敗れたが、20世紀半ばには有色人種国家が次々に誕生した。一方、イデオロギーとして機能してきた一神教からは資本主義、マルクス主義が派生。そのイデオロギー対立は続いており、しかも、両方の制度疲労は深刻で制御が困難。2017/10/09

かつばやし

11
客観性に欠ける記述が多いが、大変勉強になった。侵略、略奪、虐殺を繰り返してきた白人500年の歴史はおぞましい。新大陸でインディアンが1億人以上殺され、失った労働力を補うためにアフリカから1億人以上の奴隷が連れ出されて酷使されたという事実は初めて知った。それだけに衝撃的である。勝者が敗者を裁き、日本だけが悪者とされた太平洋戦争の終結にも違和感が大きい。今までは歴史の一点にしか目を向けていなかったが、俯瞰的に見るとその一点の事象の本当の意味が見えてくることがわかった。著者の他の著作にも目を通してみたい。2013/06/18

零水亭

8
(2009年頃、民主党政権の、国費を無駄に使ったアホな訪中、習◯平との握手会のニュースを聴き、暗澹たる気分の中、読みました) 「WGIP」について、日本人はもっと知られなければならない!日本を21世紀の「アラモ砦」にしてはいけない!!、と思います。2021/03/10

レコバ

8
諸々の香ばしい記載についての感想は除くとして、白人による奴隷選別と黒人のスポーツ能力の関係、白人の侵略史に対する日露戦争のインパクトについて、興味深い指摘だと感じた。前者はIQ分布と合わせてもポジティブな研究が出てくる可能性を感じ。後者は物語としての視点の面白さこそあるものの論点の取捨が必要であるように感じた。2020/02/01

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