NON NOVEL
海から何かがやってくる―薬師寺涼子の怪奇事件簿

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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396210243
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

『アルスラーン戦記』『銀河英雄伝説』の著者が贈る
大、 大、大人気シリーズ最新刊!
あこがれの南国リゾート(?)で、お涼さま、大暴れ!
血も凍る戦慄のラスト3行とは――!?

ここがあこがれの南の島? 十年前の未解決事件殺人犯を捜しに、薬師寺涼子警視が派遣されたのは、絶海の孤島だった。無人島を開発、一大リゾートとなった島には、お騒がせ国家公安委員長と後援会御一行も訪れるが、搭乗してきた飛行艇が海中からの奇襲により撃墜。捜査に駆けつけた海上保安庁の巡視船、海上自衛隊のオスプレイも相次いで破壊される。某国の秘密兵器か、謎の深海生物か? バカンスムードも一転、海自、海保、警察の捜査権争いが勃発する中、不気味な怪生物が! 警視庁の魔女王が忠臣・泉田と大暴れ!

内容説明

ここがあこがれの南の島?十年前の未解決事件殺人犯を捜しに、薬師寺涼子警視が派遣されたのは、絶海の孤島だった。無人島を開発、一大リゾートとなった島には、お騒がせ国家公安委員長と後援会御一行も訪れるが、搭乗してきた飛行艇が海中からの奇襲により撃墜。捜査に駆けつけた海上保安庁の巡視船、海上自衛隊のオスプレイも相次いで破壊される。某国の秘密兵器か、謎の深海生物か?バカンスムードも一転、海自、海保、警察の捜査権争いが勃発する中、不気味な怪生物が!警視庁の魔女王が忠臣・泉田と大暴れ!

著者等紹介

田中芳樹[タナカヨシキ]
1978年に『緑の草原に…』で第3回幻影城新人賞を受賞しデビュー。以後、SFファンタジー、中国歴史小説、西洋冒険ロマンなど、幅広いジャンルで活躍。1988年に『銀河英雄伝説』で星雲賞を、2006年には『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞する。1952年、熊本生まれ。学習院大学文学部博士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

文庫フリーク@灯れ松明の火

96
垣野内成美さんのイラストは変わらず好調。けれど絶海の孤島で得体の知れない怪物との闘い・・せめて過去作品のように伝説や神話に由来する怪物であって欲しかった。【鈴木アキラ】も、例えば『クトゥルー神話』からの登場であれば一味違っただろうに。デフォルメされた政治家や、政治・世情をチクチク刺すのは楽しめたけれど、お涼と泉田くんの仲も進展無し。唯一、ウェディングケーキならぬ怪物吊るしたワイヤーへ、二人手を添えナイフ入刀(笑)『創竜伝』完結は諦めたけれど、いっそIS国へ突入して欲しい【ドラよけお涼】でした。(^^ゞ2015/09/09

まろんぱぱ♪ 

57
政治を風刺や揶揄するのは作家の権利だし、表現の自由だと思います。がっ!今回に限ってはウザかった(笑)創竜伝を読んでいるようでした。(笑)「天使のなっちゃん」好きだったのにい、再開しないかなぁ(^ω^)久々の涼子様なんでウキウキしてたんですが、ちょっと興醒めでした。けど、相変わらずの泉田君の鈍さは健在。けど謎の怪物、鈴木アキラ(笑)が正体不明とは…このシリーズは最後に人間の愚行が余韻として残るのがイイトコなんですが、やはりジャクリーンが出てこないのが失敗なんだわ!と、ワケわかんない感想で読了(笑)2015/09/10

山本真一郎

35
読了。このシリーズは最早惰性で読んでいる節もあるのだが、それを後押ししてくれる様な出来の悪さだったかも。現実の社会批評を取り入れる手法は「創竜伝」の頃からやっているものの、その社会批評の質自体にセンスや現実性が乏しくなってきているのは決して気のせいでは無いと思う。純粋にドタバタを楽しめば良かったのかもしれないが今作ではそんな気にもなれず。矢張りこの作者は中国史を始めとする歴史ものや異世界ものを書いていた方が良い様な気がする。「アルスラーン戦記」も微妙に質が落ちているので、そちらも少々心配なのだけど。2015/09/20

鐵太郎

33
三年ぶりの薬師寺涼子シリーズ第10弾。講談社-光文社-祥伝社とあちこち出版社を彷徨い、今回は祥伝社から。一読して思うのは、作者のイマジネーションの泉の枯れる時を見ているのか、という暗澹たる気分。左翼思想とか、公務員・政府・政治家・企業家・工学系への不信による憎悪・偏見を、虚実取り混ぜ確認もせず垂れ流すのはまだしも、薬師寺涼子シリーズそのものが、そうたらしめていた突き抜けるような面白さが希薄になっている。初期の冒険はこんなレベルじゃなかったでしょ? 麒麟も老いればナントヤラ、なんて言いたくないよ、田中さん。2015/09/06

絳楸蘭

30
おもしろかったけど、敵の小者感ぶりが何ともいえない。部署仲間がいろいろと気づいて気を使っていることが微笑ましく、ニブチンな泉田さんがダメなのか、覚らせないお涼さまがスゴいのか…。二人はこのままの関係の方が楽しいなぁ♪そして、泉田さんも思ったお涼さまのお母さまがどんな方なのか私も興味ある。2015/11/08

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