祥伝社新書<br> 居酒屋の戦後史

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祥伝社新書
居酒屋の戦後史

  • 橋本 健二【著】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • 祥伝社(2015/12発売)
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  • サイズ 新書判/ページ数 270p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396114503
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0236

内容説明

人々がどんな場所で、どんな酒を飲むか。それらはその時代の社会のあり方を、色濃く反映する。家庭でビールを飲み、行きつけの店でウイスキーのボトルをキープする。そんな姿はいつごろ定着したか。また、戦後のヤミ市からチェーン居酒屋の勃興に至るまで、居酒屋の形態はどのように変わってきたか。そこには「一億総中流」と言われるまでの、日本社会の歩みが反映されているのだ。そして今、再び格差社会が訪れ、酒の飲み方にも影響を及ぼしている。戦後七〇年を経て、「酒と居酒屋」という一風変わった視点から、日本社会の変遷を振り返る。

目次

第1章 ヤミ市から生まれた戦後居酒屋
第2章 文士と酒の戦中・戦後
第3章 戦後復興と酒
第4章 高度成長期の酒と居酒屋
第5章 地酒ブームと名酒居酒屋の発展
第6章 格差拡大と「酒格差社会」

著者等紹介

橋本健二[ハシモトケンジ]
早稲田大学人間科学学術院教授。1959年、石川県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学の後、静岡大学助教授を経て2002年より武蔵大学社会学部教授、2013年より現職。専門は理論社会学および階級・階層論。趣味と研究を兼ねて居酒屋めぐりをフィールドワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

honyomuhito

71
著者はぶち上げる。「酒を楽しむことは人権の一部だ。誰でも酒を楽しめる社会を」そんな高尚なこと考えて、酒を飲んだことはなかったな。バクダンは燃料用アルコールを薄めたもので、メチル中毒の原因となる。黒澤明「酔いどれ天使」のなかのセリフで、「お前のところの酒はアルコールというより石油に近いからな」なかなかパンチが効いてる。酒を安全に飲むためには平和でなくてはならない。そして酒文化を発展させて行くためには格差のない社会であることが必要だ。https://chirakattahondana.com/居酒屋の戦後史/2019/02/19

おかむら

37
ヤミ市から始まった居酒屋の歴史。各種お酒の流行り廃り。面白いわコレ。カストリ酒場とか国民酒場、やきとりキャバレーなんてものまであったとは。各チェーン居酒屋の創業者の話も、ねえ知ってる?と飲み屋で誰かに言いたくなるぞ! とりあえず1955年の映画「たそがれ酒場」は観たくなる。あ、そういえば居酒屋だからなのか80年代に流行ったカクテルの話は無かったのは残念。マイタイやチチとかのトロピカルカクテル(傘や花火が刺さってたっけ)とかサントリーのペンギンズバー(北の家族とコラボしてた)とか、嗚呼懐かすい。2016/01/07

ケー

23
さすが居酒屋フィールドワーク系社会学者。橋本先生の本は新書なのに普通の学術書並みのクオリティを持っているから凄い。階級論を論じる著者ならではの「酒格差社会」最初はぶっ飛びすぎだろと思いながら読み進めるが、飲む酒の種類(ワイン、ビール、焼酎、発泡酒などなど)と収入を連関させ、その危険性を指摘する流れは意外としっくりくる。まぁ、確かにワインは飲まないなぁ。。。飲酒は人権。2019/05/22

fwhd8325

21
実家の隣が大衆食堂で、夜になると大人たちは、銘々におかずを頼んでビールや日本酒を飲んでいた。ビールはともかく、日本酒は、その匂いがきつく感じたのをよく覚えている。人気だったのは、ひとりすき焼き鍋のようなものだった。テーブルのコンロを使い、一人用の鍋でそれは美味しそうに食べていた景色を思い出す。これも居酒屋の姿だったんだと思う。敗戦で打ちひしがれながら、立ち上がり、そこに活力として、褒美としてのアルコールの効果は大きかったと思う。飲み物は変遷しようが、そこには、常に人の歴史が存在するのだろう。2016/02/11

CHRONO

14
居酒屋の歴史をこのページ数に収めるのに苦労があったかと思う。私としては、戦前戦後にかけての文人の酒愛をまとめたあたりがもっともよく、戦中戦後の酒類の配給や飲まれ方も勉強になった。そのあたりを膨らませた本があれば読んでみたいと思う。2021/04/03

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