内容説明
企業や国家の運営が不振に陥ると、必ず起こるのが「カリスマ」リーダーを待ち望む声だ。確かにカリスマは危機を乗り越える強い力を持っている。しかし、本当に必要とされるリーダーは、時代によって変化する。中央集権型のリーダーシップ1.0、変革型のリーダーシップ2.0を経て、現在必要なのは支援型のリーダーシップ3.0だ。本書では、この3.0型のリーダーの特徴や条件、そして実際にどのような企業で実践されているのかを見る。実は、永平寺が長らくこの3.0的運営をしてきたなど、日本はリーダーシップ3.0に向いている国なのである。新たなリーダーの可能性を、この一冊に探る。
目次
第1章 時代によるリーダーシップの変遷(リーダーシップ1.0―権力者(中央集権) 一九〇〇~一九二〇年代まで
リーダーシップ1.1―権力者(分権) 一九三〇~一九六〇年代 ほか)
第2章 リーダーシップ3.0とは何か(リーダーシップ3.0が生まれた背景;リーダーシップ3.0―支援者 二〇〇一年~ ほか)
第3章 リーダーシップ3.0を実践している企業(HCLテクノロジーズ;ザ・リッツ・カールトン ほか)
第4章 永平寺に学ぶリーダーシップ3.0―企業以外の組織での事例(永平寺―日本古来のリーダーシップ3.0;大学の自主ゼミナールが育む「自律」 ほか)
第5章 「3.0」リーダーに必要とされるもの(リーダーシップ3.0に必要な要素とは;日本人が「3.0」リーダーとなるために必要なこと)
著者等紹介
小杉俊哉[コスギトシヤ]
1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業。マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修士課程修了。NEC、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ユニデン人事総務部長、アップルコンピュータ人事総務本部長を歴任後独立。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科准教授を経て、同大学SFC研究所上席所員。合同会社THS経営組織研究所代表社員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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