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祥伝社新書
「医療否定」は患者にとって幸せか

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  • サイズ 新書判/ページ数 225p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396113049
  • NDC分類 498.04
  • Cコード C0295

内容説明

現場の医師として、これだけは知ってほしい!「抗がん剤」「延命治療」「胃瘻とチューブ」「病院での突然死」「薬漬け」「同意書」…をめぐる、医療現場の本音とジレンマ。暴走する「医療にかかわるな」論に向けて医師からの警鐘。

目次

第1章 なぜ、ここまで「医療」が嫌われるのか?―「老い」「病」「死」が想定できていない日本人
第2章 なぜ真逆の「医療常識」が、まかり通るのか?―長寿食、血圧、コレステロールに関する医者の見解
第3章 なぜ人は、病院で死ぬと怒るのか?―「理想の最期」と現実との大きすぎる乖離
第4章 「説明責任」と「同意書」が医療を壊す―医者と患者の関係は、いかにあるべきか
第5章 「抗がん剤」は本当に無意味なのか?―誤解される効果と目的、かみあわない議論
第6章 高齢者の胃瘻は本当に意味がないのか?―「平穏死礼賛」に対する六つの疑問

著者等紹介

村田幸生[ムラタユキオ]
1960年高知県生まれ。神戸大学医学部卒。医学博士。神鋼病院内科部長を経て、現在、新神戸ドック健診クリニックなどで診療中。兵庫大学健康科学部兼任講師。内科学会認定内科医、糖尿病学会専門医など。動脈硬化学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

2
ふむ2024/02/12

オランジーナ@

1
昨今の大往生したけりゃ医療とかかわるな等の医療否定ブームについて反論している本です。医療常識を考える上で統計は大事であるとか参考になることが多かった。医療が発達した現代社会でも進行癌を完璧には克服できず、抗がん剤を使っても完治することは難しく寿命を少し延ばすことができるぐらいのようだ。寿命が一年延びたってどうせ死ぬではないかと考えるか、副作用に耐えて懸命に生きるかということかな。死生観について考えさせられた本だった。2015/06/25

saboten130

0
これだー。否定をしてといいことはないと思う、いいところを探してやる人を選んだらいいんだと思う。2015/03/12

ルーシー

0
前半は「病院で死ぬと怒る? 医者に感動しない?」などと疑問に思う箇所も多かったが、後半はとても良かった。 延命目的の化学療法や高齢者の胃ろうは、とかく否定的なイメージで語られがちだ。しかし、他人が「無意味だ」と決めつけることは、当事者を傷つける。意味があるかどうかは当事者ひとりひとりが決めることだ。 また、「医者は神ではない」という表現には反感を覚える方も多いかもしれないが、私は「まさにその通り」だと思う。2014/10/05

Taiki Ueshima

0
あたりまえがあたりまえではない昨今、こういう意見を思い出すことは必要。2013/09/15

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