内容説明
遠くのほうに小さな富士山を見つけたとき、山や雲の合間から富士山が顔を覗かせたとき、思わず心が躍ってしまう。私たちの血の中には、まるで富士山を好きになるDNAが組みこまれているかのようだ。日本人は古くから富士山を表現してきた。奈良・平安時代から江戸時代に至るまで、多くの歌や随筆、絵画によって描かれてきた。それが、いつしか「日本美の象徴」「日本人の心の山」となっていくのだが、その過程には何があったのか。社会文化面の富士山を掘り起こす書。
目次
第1章 富士山は、両性具有の山である
第2章 富士山は、神仙郷である
第3章 富士山は、どこにでもある
第4章 富士山は、外国からも見える
第5章 富士山は、世界に誇る山である
第6章 富士山は、心の山である
著者等紹介
竹谷靱負[タケヤユキエ]
本名・竹谷誠。1941年、東京生まれ。富士山御師の末裔。理学博士。拓大名誉教授。現職は、富士山文化研究会会長、富士学会理事他。略歴は、早大理工研・応用物理学修士修了。NEC中研等を経て、拓大工学部情報工学科勤務。Children Research Center,Univ.of Illinois客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
7
富士山は,日本の象徴的な存在である.それは昔からそうであり,富士山を題材とした絵画は数多存在する.それだけでなく,文学や信仰など,日本人の生活とは切っても切れないほどの縁がある.2013/03/07
篠田圭祐
0
台湾を日本領としたとき、富士山が日本一の山(高さで)でなくなってしまったというのがアイロニーで面白い。富士山の祭神がかぐや姫だったとは!その他の内容は、くそつまらなかった。2016/09/06
コーキ
0
この本自体はどこにも魅力がない陳腐な内容で二度と読まないだろう文章なんだけど、富士山自体は豊富な魅力を持っていて何度だっていつまでだって眺めていたい山なので、とりあえず今度登ってきます。2015/06/08
Mari Akifusa
0
富士山の周りを走ってきて、この本を図書館で見つけたら、思わず手に取ってました。 富士山は見てるだけでパワーをもらえる山でした。その秘密の一端を示してる書。2013/05/23