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祥伝社新書
カジノ解禁が日本を亡ぼす

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  • サイズ 新書判/ページ数 194p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396112554
  • NDC分類 673.9
  • Cコード C0295

内容説明

カジノ解禁に向けての動きが急である。だが、雇用促進、経済効果、外国人観光客の誘致と、どんなに奇麗事を並べても、ギャンブルは基本的に敗者の犠牲の上に成り立つ。依存症の発生を防ぐ手段もない。著者は韓国で唯一自国民の入場が許されたカジノ「江原ランド」を取材、そこでの自殺者の実態、カジノ周辺に蠢く依存症患者の惨状をレポートする。なによりも日本には、年間売上で世界一のマカオの四倍という、事実上のギャンブル「パチンコ」が、すでに存在する。これ以上国民をギャンブル漬にし、依存症患者を増やしてどうするつもりなのか。

目次

1章 なぜ、日本でいまカジノなのか―解禁論者たちの思惑と勘違い
2章 世界のカジノはいま―韓国、マカオ、ラスベガスの実態とは
3章 カジノ・バブルに沸き立つマカオ―カジノに母屋を取られた国の悲喜劇
4章 亡者の群れ、韓国「江原ランド」の無惨―カジノ解禁後の日本を暗示する光景
5章 カジノ解禁を急ぐ大阪―橋下前知事の真意はどこにあるのか
6章 カジノ反対の有識者たち―なぜ日本で、カジノを解禁してはいけないのか

著者等紹介

若宮健[ワカミヤケン]
1940年秋田県生まれ。ジャーナリスト。トヨタ自動車に19年勤務。営業マン13年の実績から、トヨタ本社より新車1000台販売の表彰を受ける。独立後、自動車販売会社、損保代理店の経営、タクシードライバーなどを経て、著述、講演に活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

32
カジノが日本にやってくると大変なことになりますよ、という本。ただ、カジノが日本に来ることは反対の立場だが、本書はそのあたりの根拠がポカンと抜けている感じがした。ほとんどが自分のカジノ体験談やらビギナーズラックで大勝ちしたとか、どうも弊害についての説得力に欠けていると思う。カジノとはというタイトルにしてカジノの解説書にしたほうがよかったのかもしれない。2014/07/03

tetsu

14
★4 カジノ解禁に反対する立場の本。 世界各地のカジノを紹介しながらギャンブル依存症など、デメリットを主張。 著者はギャンブル好きです。2016/08/27

14
レポートの参考になればいいな、と図書館から借りてきた一冊。先日NHKでも特集されていたギャンブル依存症を軸に、日本でカジノを認めることの危険性を訴えかけているものでした。確かに依存症は解決しなければならない問題だけど、本書は著者の感情論が強すぎないかなぁという気がします。経験も交えてあるけれど「カジノなんか何がなんでもダメ!!」という主張と推進派への単なる批判で終わってしまった感じ。さくっと読み終えたのはここに理由があるのかな。賛否両論、どちらの意見も他の文献で読んでみようと思います。2014/12/06

たこやき

8
何ら得るもののない本だった。カジノを解禁するとギャンブル依存症などが大きな問題になる、と批判する割に「ギャンブル依存症」とは何か一切、説明がない(ギャンブル依存症は医学的に定められた精神疾患で厳密な定義があるのに) カジノに取材をした、というが、語られるそこで苦しむ人々は新聞の引用のみ。挙句、実在すら不明な「陰滋病」なるものを陰謀論とともに語り、マカオの人々を侮蔑する始末。著者は「裏づけ調査」とか、そういうものを知っているのだろうか? と言いたくなるほどレベルの低い本。全く価値のない愚書。2011/12/23

dou

5
世界一のカジノ大国マカオ。そんな、マカオカジノの売上の4倍の売上を持つ日本のパチンコ産業。改めて日本が既にギャンブル大国と理解できる。それに日本にはパチンコ以外のギャンブルも極めて盛んである。ギャンブル依存症患者数も世界トップクラスの日本。こんな日本でカジノを作ったら大変なことになる!と筆者は言うが、カジノ以前の問題では?と思う。2019/06/13

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