• ポイントキャンペーン

祥伝社新書
日本人の博愛精神―知られざる感動の11話

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 268p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396112387
  • NDC分類 281.04
  • Cコード C0295

内容説明

沈没して望みの絶えた潜水艇の中で、状況報告と関係者へのお詫びと感謝を、最期まで手記に書きつけた佐久間艦長。地元民にとらわれた朝鮮の二人の王子を手厚くもてなし、ソウル郊外の廟堂に祀られた加藤清正。鑑真の渡日を決意させた長屋王の一つの行ない。遭難したトルコ艦エルトゥールル号の乗組員を救助し、献身的に介護した紀伊大島の住民。敵味方、身分、国籍の違いを超え、無私の行為に身をささげた感動のエピソードを通して、日本人が古来受け継いできた「博愛」の精神が、いまに甦る。

目次

序章 博愛精神とは何か
1章 佐久間艦長の遺書
2章 加藤清正と朝鮮二王子
3章 長屋王と鑑真を結んだ糸
4章 北条時宗、円覚寺建立の秘密
5章 天照大神にみる日本的精神の原点
6章 光明皇后と「千人洗垢伝説」
7章 貞明皇后の和魂
8章 徳川慶喜と明治天皇
9章 一般人による博愛精神の発露

著者等紹介

中山理[ナカヤマオサム]
1952年三重県生まれ。上智大学大学院英米文学専攻博士後期課程修了。エディンバラ大学留学。現在、麗澤大学教授(学長)。博士(上智大学・文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

i-miya

36
2011.08.16 (副題) 知られざる感動の11話。 (中山理) 1952、三重県生まれ、上智大学大学院英米文学専攻後期博士課程修了、文学博士(上智大学)。エディンバラ大学留学。麗澤大学教授(学長)。『イギリス庭園の文化史』(大修舘)(カバー) 古来、受け継いできた日本人の精神。佐久間艦長、加藤清正、長屋王、紀伊大島住民。 2011/08/16

Spark Caretta

2
「伝統は火を護ることで灰を崇拝することではない。」グスタフ・マーラーの言葉の引用が印象に残った。 博愛が無意識のうちに行われているのが日本なのだと思う。 仏教の影響もあるだろうし、儒教の影響もあるかもしれない。 情けは他人のためあらずという諺もある。 汝の敵を愛せというキリストの教えがキリスト教徒関係なく当たり前のこととして生きている。 天皇家の慈善事業についてももっと知らないといけない。2013/10/11

八十

2
天皇の謙虚さに驚いた。天皇だけじゃいなけど。見習わなきゃいけないことがいっぱいある。精錬潔白な人間になりたいものです。2012/01/26

sae_k1

2
どうしてこういう大切なことを学校で教えないのだろう。自分の国を大切に思ったり、先人たちの素晴らしさを感じることが悪いことでもあるかのように教える教育界、マスコミ、中には学者さんにもそういう人がいるけど・・・残念です。2011/12/21

叛逆のくりぃむ

1
 長屋王が熱心な仏教者であつたという點に興味を抱いた。2013/05/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3039114
  • ご注意事項