内容説明
男というのは、どこまで鈍感な生き物なのだろう。世の熟年夫たちは、「夫婦は古いほど味が出る」と無邪気に考えている。妻が発してきた危機のサインを軽く受け流してきた結果が、目の前に突然差し出された離縁状である。「何を血迷ったか!」と叫んだときには、もう手遅れ。妻の意志は揺るがない。なぜ、こんなことになってしまったのか―。その理由を簡単に言えば、男女の違い。たいていの夫は、家族の幻想、夫婦の幻想を墓場まで引きずっていく。相手の真意を知ろうともしないから、妻が途中で変わってしまったのだと思いこむ。しかし、年老いてから捨てられて泣くのは、夫のほう。本書には、一日でも早く知るべき現実が書かれている。
目次
第1章 妻のサインを見逃すな!―しょっちゅう「離婚」を口にしていませんか?
第2章 なぜ「うまくいかない」か?―夫と妻の思考はこんなにズレている
第3章 「家族」というものとは?―あなたが考える夫婦の姿は幻想である
第4章 「結婚生活」をレビューする―私自身、どのように「夫婦」をやりくりしてきたか
第5章 夫婦も「契約更改」!―夫婦関係も、アパートの賃貸契約と変わらない
最終章 夫婦というパートナーシップ―ひとりぼっちにならないために
著者等紹介
斎藤学[サイトウサトル]
1941年東京都生まれ。家族機能研究所代表。精神科医。慶應義塾大学医学部卒業。心理カウンセリングやワークショップを通して、アルコール・タバコ・薬物・ギャンブル・過食・拒食・浪費などへのアディクション(「嗜癖」いわゆる中毒)、人間関係や性的交渉への依存症、児童虐待・家庭内暴力など、家族機能の不全から起こる問題に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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morinokazedayori
なお
ヒロユキ
K K
昭和っ子