祥伝社新書<br> 論戦力

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祥伝社新書
論戦力

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  • サイズ 新書判/ページ数 252p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396111571
  • NDC分類 310.4
  • Cコード C0231

内容説明

抜群のテクニックを誇る小泉純一郎、二の矢、三の矢まで用意する不破哲三、論戦力を勘違いしていた安倍晋三。石橋を叩いて壊す志位和夫、喧嘩をふっかける菅直人。訥弁で、政治をシンプルに考える小沢一郎、「覚悟」のない麻生太郎は論外、とばっさり。勘は鋭いのだが、いくつも質問しては、はぐらかされる福島瑞穂、意外と上手だった小渕恵三など、古今の論戦を具体的事例をあげて述べる。論戦力とは、しょせん胆力、相手への人格攻撃だけは絶対してはならない。その点でつまずいた辻元清美。また、鈴木宗男の質問力には舌を巻くと著者はいう。優れた政治家とダメな政治家が、一読で分かる一冊。

目次

第1章 党首の論戦力―4人の力量(政治家の「覚悟」に欠ける麻生首相;政治をシンプルにする天才・小沢一郎;石橋を叩いても渡らない志位和夫;勘は鋭いのだが…福島瑞穂)
第2章 歴代総理の論戦力―5人の個性(橋本龍太郎の二つの顔;クエスチョンタイム(党首討論)最初の首相・小渕恵三
懇切丁寧な答弁を心がけた森喜朗
手強かった小泉純一郎
論戦力を勘違いした安倍晋三)
第3章 花の予算委員会―野党議員の晴れ舞台(論戦力が試される予算委;三の矢まで放つ不破哲三;喧嘩屋・菅直人;予算委の論客たち;女性議員の注目株;論戦力を競う国会へ)
第4章 論戦の巧拙はどこで決まるか―胆力と準備(まずは質問の準備から;度胸プラスアルファ;愛嬌も必要)

著者等紹介

筆坂秀世[フデサカヒデヨ]
1948年兵庫県生まれ。高校卒業後、三和(現三菱UFJ)銀行に入行。18歳で日本共産党に入党、25歳で同行を退職し、党国会議員の公設秘書になる。95年、2001年と参議院議員に当選。政策委員長を務めるとともに、党屈指の論客として予算委やテレビ討論会で活躍。03年に議員辞職し、05年に離党。「革命政党」の実態を赤裸に描いた『日本共産党』は10万部を超えるベストセラーとなった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

10
本人の構え、情熱(5頁)。しかし、これを維持している人は、そう存じ上げない。例えば、休職する人しかり。今、フジ系報道2001で党首勢ぞろいであれこれ述べている。限定正社員や有効求人倍率0.90というのは納得できない。分母には失業者全員入っていない。ハローワークカードを全員に支給していないので。実際は、もっと低い筈。政治家たる者、徹底的に追求する執念が必要だと教えられる。そうでなければ、国民の代表たる論陣を張れない。163頁にあるように、第1次安倍内閣では、宙に浮いた年金問題で、3000万件。➡続く。2013/07/07

無謀庵@Reader

1
論戦のやり方の本でもあり、「政治家はちゃんと議会でレベルの高い論戦を交わすべきだ」という主張のもと、国会でのよい討論・悪い討論、議員の論戦上手下手を例示して語る本。世評は良くないけど論戦力の評価が高い人もあれば逆もまたしかり。筆坂議員がよくよく真面目に国会に臨んでいたのもわかる。強いて言えば、やっぱり共産党って風紀委員っぽいなあ、と思ったりもするけど、私はそういうところ嫌いじゃないので。2014/03/17

ささみちゃん

1
国語力、論戦力はだいじですね。スピーチがうまい人には、やっぱり人が集まってくる。2013/03/19

オランジーナ@

0
過去に読んだ2014/08/28

たぬき

0
論戦者にして 論戦マニア。論戦という形式が重要であると2009/06/29

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