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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬弐仟縁
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宮沢賢治が訪れた大沢温泉(41ページ~)。彼はいたずら坊主というのは後の農民との暮らしからすると意外だ。湯河原温泉は伊藤屋の島崎藤村(117ページ~)。ふるさとの馬籠に似ていて気に入ったようだ(119ページ)。夏目漱石は阿蘇の内牧温泉(258ページ~)。一度でもどこかの温泉の旅館にぶらりと一泊してみたくなるような気になる好著。写真も豊富で初めていく人にも親切な情報がうれしいo2012/08/19
ちょーのすけ
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帯に「一読、いますぐ行きたくなる」とあるが、そんなことは全くない。井上靖が湯ヶ島温泉について述べた一節に心打たれ、夏目漱石の『二百十日』の楽しさを知ったのが、これを読んでの収穫2009/02/09