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祥伝社新書
戒名と日本人 - あの世の名前は必要か

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  • サイズ 新書判/ページ数 275p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396110499
  • NDC分類 186
  • Cコード C0215

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Humbaba

2
戒名というのは,本来は出家する際に付けられる名前である.そのため,あの世に行くからと言ってかならず付けなければいけないというものではない.しかし,それは既に日本の風習に根付いてしまったものであり,一つの文化になっているとも言える.2011/12/12

本の虫子

1
仏教を中心とした宗教の歴史や日本人の宗教観を紐解きながら、あくまで中立の立場で「戒名」について分かりやすく解説されている。戒名が都合よく解釈された宗教的通過儀礼の側面もあるという事実は、まさに形式にこだわる日本人的で、なるほどな~と思いながら読んだ。結局、戒名をもらうことの意義はよく分からなかったが(別に戒名というシステムでなくてもよくないか?という意味で)、恐怖から逃れて心穏やかに過ごせるのなら、この都合の良いシステムも悪くないんじゃないかと思う。宗教の役割を広い意味で捉えることができたかな。2022/06/16

in medio tutissimus ibis.

1
死後に授かる戒名は日本仏教独自の文化である。本来出家時に授かるはずの戒名をなぜ一般信者が、死後に授かるのか。それは本来楽天的な霊魂観と死穢への対策を持たない神道、日本に伝来した大乗仏教密教の習合の過程において逆修、つまり予め出家することで死後の安楽と功徳の前借が可能であるという考え方が生まれ、それが発展して順修戒名が一般化したためである。その過程では大乗仏教の戒と理念との矛盾を解消する大乗戒や鎌倉仏教の易行の重視等の仏教改革もあった。然し乍ら今日仏教は廃仏毀釈の打撃から立ち直れずにおり戒名はその一端である2017/07/21

おね様

1
戒名?高い?なぜ必要?からたどりついた本。混在する宗教を整理する上でも必読である2012/12/11

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