出版社内容情報
ワールドカップ惨敗でわかったこれだけの差。
このままでは、100年経っても優勝できない、と断言するセルジオの箴言。
第1章 W杯が教えてくれたもの
――いまのままでは、100年経っても勝てない
第2章 日本が世界基準になる日
――日本とブラジル、これだけの差
第3章 日本サッカー・プロ論
――Jリーグ発足13年、これからの課題とは
第4章 サッカーの教育と育成
――子どもには、好き勝手にやらせるのがコツ
エピローグ 4年後、そして10年後
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雲をみるひと
32
ドイツワールドカップ後に出版されたセルジオ越後氏による日本サッカー、日本代表の批評本。日本サッカーをブラジルと比較して論じること自体はよいと思うが、全体的にソリューション案に乏しく単なる批判のように感じられるのが残念。2022/04/01
佐島楓
32
セルジオ氏が日本サッカーにかなりの苦言を呈している。2006年大会以降世代交代も進み、世界でプレーする選手も増えたものの、決定的なブレークスルーが起こせるかどうか。ここに書かれた問題点が克服されたら、もっと体質が変わるか否か。そのあたりがポイントか。2015/05/12
Hayato
1
セルジオさん、辛口すぎて普段あんまり好きじゃなかった。全部文句言うなよって思ってたけど、いいものはいい、悪いものは悪いとはっきり言っていて、ワールドカップ優勝目指すチームとしては悪い部分が多すぎていつも批判的なコメントが目立つのかなと思った。10年前の本に書いてあることが今でも当てはまるということは、10年間の進歩は選手や一部のJクラブの努力によるものだけであって、まだメディアや協会自体は進歩が弱いのかなと思った。サッカー先進国もまだ強いままで、アジアにはタイなどの新興国もある。サポーターも頑張らないと。2018/05/20
Naota_t
1
著者の監督観や選手の育成論、日本サッカーの展望論など、とても読みやすい内容でした。良書です。 2006年のドイツ世界杯に関して、著者はジーコ監督を徹底的に批判していますが、それに嫌味がなく、本当に日本のサッカーを思ってやまないからこその苦言に聞こえました。ジーコは監督としてまじで無能っぽい。 論点がブラジル視点すぎると感じるけれど、それもブラジルでプレーし、日本でサッカーを教える立場になったからこそ感じる着眼点だろう。 本書を読んで、セルジオ越後のファンになる読者も少なくないと思う。 2013/05/07
Manabu Kataoka
0
頷ける部分が多くあり、勉強になった。この本は、読んでおくとサッカーを考える一つの基準になると思いました。2013/07/02