内容説明
新しい世界の秩序は日本と欧州が作るのだ。アメリカとのつき合いには限界がある。ヨーロッパ所見ガイドつきのニュー・新西洋事情。
目次
プロローグ アメリカもアジアもヨーロッパに敵わない
第1章 ヨーロッパには、なぜたくさんの国があるのか
第2章 キーワードで読むヨーロッパ史
第3章 ロシア&東欧のめざましい変容
第4章 北欧&西欧に見る二一世紀の実験
第5章 英語だけではヨーロッパは分からない
第6章 ヨーロッパ・グルメの真髄
第7章 ヨーロッパ文化の精華を見る
第8章 統合ヨーロッパはどこへ行く
エピローグ なぜ、いまヨーロッパなのか
著者等紹介
八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年、滋賀県生まれ。東京大学法学部卒業。フランス国立行政学院(ENA)留学。パリ・ジェトロ産業調査員、通商産業省(北西アジア課長、大臣官房情報管理課長など)を経て、評論家、徳島文理大学大学院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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rokubrain
10
センセーショナルな趣のタイトルは、 最後の数ページのみで、大半はヨーロッパの歴史、観光、文化、食の紹介に頁数を割いている。ふだん縁遠い(私だけ?)欧州の各国の雑多な事情が、縦横無尽ならぬ、縦(時間 = 歴史)と横(空間 = 土地)を軸にきっちり頭の中に整理して格納されているよう。直近ではイギリスのEU離脱の動向が気になるが、 戦後アメリカ一辺倒できた日本の今の閉そく感からの脱出ヒントは、 歴史がある国の同朋としてヨーロッパにあり、という着想は気に留めておきたい。2019/09/14
kyomi
1
ヨーロッパ全般を広く押さえていいなぁ。それぞれの国民性、独仏等の争いを防ぐ仕組などはなるほど。22018/08/28
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
1
☆×4.5…タイトルこそ新書らしい、なかなか挑発的なものとはなっていますが中身はそんなことありません。ヨーロッパの歴史を再学習する上でも実に有意な本です。しかしヨーロッパの国って複雑な事情がたくさんあるんですね。フランス革命ではとんでもないことがあったり…お勧めはすごくそそられてしまう食の項目。なぜか食について強い本なのです。タイトルのそれはどこいったんだ!!2012/06/05
コン
0
知識も経験もあるんだろうけど、何と言うか、欧州びいき過ぎる書き方にちょっと違和感。2013/08/01