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祥伝社新書
浦島太郎は、なぜ年をとらなかったか―アインシュタインと遊ぶ

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  • サイズ 新書判/ページ数 236p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396110222
  • NDC分類 404
  • Cコード C0242

出版社内容情報

アインシュタイン、ダ・ヴィンチ、ガリレオ、ニュートン・・・天才科学者たちの「思考実験」(シミュレーション)に挑戦する! 天才の頭の中を覗いてみよう!

《内容の一部》
●世界でもっとも有名な「思考実験」とは
●ガリレオが作った最初の「慣性の法則」
●ダ・ヴィンチが追い求めた夢
●アインシュタイン、十六歳の空想
●宇宙船では、時間がゆっくり進む
●重力は空間のゆがみだった
●双子のパラドックスを解く
●鉄は熱くなると、なぜ色が変わるのか
●浦島太郎、26光年の宇宙旅行

内容説明

天才科学者の頭脳を解剖する。浦島太郎が年をとらない謎は、アインシュタインの理論で解明できる。本書のテーマはアインシュタインが好んで行なった「思考実験」である。思考実験とは、実際に現物を使って行なうのではなく「思考上で実験する」ことである。いわば、頭のなかでの「シミュレーション実験」である。本書は、天才科学者たちの思考実験を数多く取り上げ、彼らの頭のなかを解剖しようと試みるものである。掲載したものは、考察するのに特別な知識が必要でないものばかりを選んだので、科学者の思考を追体験し楽しんでもらいたい。

目次

1 天才科学者たちの思考実験(マクスウェルの悪魔;世界でもっとも有名な思考実験 ほか)
2 光速度一定の原理から見えてきた世界―特殊相対性理論をめぐる思考実験(アインシュタイン、16歳の空想;エーテルよ、いずこに ほか)
3 時空がどんどんゆがんでいく―一般相対性理論をめぐる思考実験(特殊相対性理論を超える相対性理論;「質量」には2つの種類があった ほか)
4 量子力学は不完全だ!―量子力学をめぐる思考実験(アインシュタインと量子力学;鉄は熱くなるとなぜ色が変化するか ほか)

著者等紹介

山下芳樹[ヤマシタヨシキ]
1953年、滋賀県生まれ。滋賀県立膳所高校教諭、弘前大学教授を経て、現在、広島大学大学院教育学研究科教授。理学博士

白石拓[シライシタク]
1959年、愛媛県生まれ。京都大学工学部卒。科学ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

3
ふむ2024/01/07

地味(まるしー)

0
第二章・第三章は相対性理論をわかりやすい思考実験で解説しており、面白かった。他方、第四章の量子論の話は、思考実験による検証というよりは、理論の説明のために実験結果を提示しているという印象であった。量子論は日常的な想像力を超えた現象を扱っているので、「思考実験」で説明すること自体に無理があるといえよう。わかりやすい入門ではあるので、量子論に興味があれば本書の後に類書を当たるのが良いだろう。(参考文献が見やすいとなおよし)2017/06/14

Q-Q

0
浦島太郎の謎を科学的に検証してくれるものと期待したが、浦島太郎は特に重要ではなかった。ただ相対性理論の説明はわかりやすく、数式をまったく使わないで感覚的に理解させてもらえたのは、収穫。専門の人には物足りないとは思うが、数式だらけの物理学本には拒絶反応を起こす自分にはとても良かった。学生の入門書として使えるかも。2017/04/21

Humbaba

0
学問というのは,思考と実践,仮説と検証の上で成り立っているものである.実践というのは設備などが必要になるのでそう簡単にできるものばかりではない.だからこそ,仮説を立てて思考を進めていくことが大切である.2011/03/11

emiko

0
ロジックパズルのノリで相対性理論や量子力学をなんとなく理解(したような気分に)させてくれる。賞賛のシュレディンガー音頭を踊ろう。理論物理屋さんと実験物理屋さんって、どっちが楽しいのかな?2010/07/23

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