内容説明
『スカートの風』の著者が、日本文化の不思議な魅力と日本社会の強さの秘密解明に初めて挑んだユニークな日本論。無益な摩擦の時代を超えて日韓の新世紀はここから始まる。
目次
プロローグ 「イギョラ(勝て)」と「負けるな」―対立を避けようとする日本人
第1章 原理原則を持たない日本人―自然信仰と日本人の理念
第2章 謎に満ちた“日本美”の秘密―日本人は“見立て”の天才
第3章 「和の国・日本」の素顔に迫る―なぜ、日本では“人並み平等”が理想とされるのか
終章 「受け身文化」の日本人―“自然”の力に対する崇敬の念が、日本をつくった
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rokubrain
5
日本人への観察力や洞察力がすごい。 いくつかのキーワードが出てくる。 非イデオロギー的、原則にこだわらない、理念がない・・・ 韓国はこの逆となる。 これらは島国で他民族との軋轢がなかったことによるのと同時に、 様々な場面で、何よりも”自然信仰”が優先されてきたことを物語っている。”無宗教の宗教”ということばの深い意味や、日本庭園を例にとり、「縮み志向」というよりも、ぎりぎりのところまで省略し、洗いだす「見立て志向」の話は、より本質をついているようで、妙に納得がいった。2015/08/29
太郎
0
韓国と日本の文化の違い。昨今の韓ドラブームにはまり韓国を扱った本を初めて読みましたが初心者にも難しく無くスラスラ読めました。驚く事もあれば確かにドラマを見た感じではそうだった…と納得する事もあり面白かったです。 知らない事ばかりで近くて遠い国と言う印象を受けました。2012/03/08
ひろ
0
42010/02/27