内容説明
この本は、主として住宅の「床の間のスタイル」を集大成したのが特徴となっている。したがって、個性的な案も中にはあるが、全体的にみてオリジナルな作例とは言い難い。もちろん、本書の案は著者に戦後から今日に至るまでの、さまざまな建築家たちの試みをヒント・参考にして、系統的に作品化し補足したものである。また、すでに形式化してしまったスタイルでも、重要と思われるものは、あえて作例化してみた。
目次
床の間と床飾り(床の間;床飾り)
床の間の実例(「収納」を組み合わせる;部屋コーナーにしつらえる;床の間らしさを演出する;琵琶床風にデザインする;民家風にデザインする;茶室風にデザインする;茶の間にしつらえる;居間にしつらえる;リビングにしつらえる;玄関ホールを演出する)