内容説明
建築家の好みや直感だけで、ほんとうに住みよい環境ができるのか?文化人類学や環境行動研究から建築家のデザインを見直し、住まい手の文化に対する洞察に基づく環境デザインを提案する。
目次
第1章 環境行動研究の本質と役割
第2章 環境の性質と類型
第3章 文化の重要性
第4章 好み・選択・デザイン
第5章 文化の本質
第6章 文化の「スケール」
第7章 文化を活用する
第8章 応用例
著者等紹介
ラポポート,エイモス[ラポポート,エイモス][Rapoport,Amos]
ウィスコンシン大学ミルウォーキー校、建築・都市計画学教授として建築および文化人類学の教鞭をとり、退職後、同校より卓越した名誉教授の称号を授与される。オーストラリアのメルボルン大学建築学科より学士号取得、フルブライト奨学生として渡米し、ライス大学より建築学修士号取得、帰豪ののちメルボルン大学にて都市計画・地域計画の大学院を修了。メルボルン大学、シドニー大学、カリフォルニア大学バークレー校、ロンドン大学(UCL)で教鞭をとる。イスラエル、トルコ、イギリス、アルゼンチン、ブラジル、カナダ、プエルトリコ、インド、スイスなど各国にて客員教授を務め、世界各国にて講演活動を行う。オーストラリアの二州で建築士登録。オーストラリア建築家協会フェロー、RIBA会友。環境‐行動研究の創立者の一人として、主として文化的諸変数の役割の解明、比較文化研究、開発と統合の理論に取り組む
大野隆造[オオノリュウゾウ]
1972年、東京工業大学工学部建築学科卒業。同大学およびウィスコンシン大学修士課程修了、東京工業大学大学院理工学研究科博士課程修了。東京工業大学助手、神戸大学助教授を経て、現在、東京工業大学大学院総合理工学研究科人間環境システム専攻教授、工学博士
横山ゆりか[ヨコヤマユリカ]
東京大学工学部建築学科卒業、イギリス・キングストン大学およびロンドン大学での勉学の後、東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院総合文化研究科広域システム科学系助教、博士(工学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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