出版社内容情報
伝統的なアフリカの音楽家の役割は,社会全体の調和と人の心の平安を保つこと。太鼓のビートとともに働き,祈り,呼吸する人々の魂の豊かさと生命力を,静かに力強く語る。
内容説明
本書は、アフリカの音楽家ヤヤ・ジャロと、アメリカの著述家であるミッチェル・ホールの共著によるもので、ヤヤの人生のこれまでの歩みと、彼の出身部族であるミニアンカ族の文化、そしてその文化において非常に神聖なものであると同時に、人々を癒す役割をも持っている、音楽について書かれたものである。
目次
1 誇り高きミニアンカ族の暮らしと音楽(愚か者の誕生―ヤヤ・ジャロの生い立ち;家族の生活;村の生活;長老たち;さまざまな知識;秘密結社と加入儀礼)
2 ヒーリング・ドラム(楽器;音楽家の徒弟期間;音楽と労働とダンス;学校;儀式と祝典;音楽と癒し;二つの文化;ヒーリング・ドラムの今)