リハビリテーション・ルネサンス―心と脳と身体の回復、認知運動療法の挑戦

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リハビリテーション・ルネサンス―心と脳と身体の回復、認知運動療法の挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 421,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393729038
  • NDC分類 494.78
  • Cコード C0047

内容説明

思うように動かない手足。しかし損傷しているのが脳の神経回路網であるなら、治療のターゲットは「中枢神経系の再生」である―。脳科学、身体の哲学、神経現象学、認知心理学、芸術、オートポイエーシスなど人間の知的・身体的・文化的創造力のすべてを総動員し、運動麻痺を被った心身の回復に挑む、イタリア発「脳を使うリハビリ=認知運動療法」の驚くべき世界。

目次

身体の声を聴け
第1部 思想から理論へ(リハビリテーション思想からの覚醒;運動療法のパラダイム転換;認知運動療法とは何か)
第2部 脳の機構と病理(随意運動のメカニズム;脳の病理をどのように捉えるか)
第3部 脳の中の身体を治療する(ホムンクルスの機能回復;脳損傷により失われる身体表象;運動のシミュレーション ほか)
リハビリテーションの未来のために

著者等紹介

宮本省三[ミヤモトショウゾウ]
1958年、高知市生まれ。理学療法士。1981年高知医療学院理学療法学科卒業。1983年同学院講師。1990年イギリス・フランス・イタリアにて研修。1995年同学院学生部長。2004年イタリア・サルトルソ認知神経リハビリテーション・センターにて研修。2000年より日本認知運動療法研究会会長を務める。日本理学療法士協会会員。脳損傷患者のリハビリテーションを主な研究領域としている。1991年にイタリアの神経内科医カルロ・ペルフェッティ(Carlo Perfetti)氏の提唱する認知運動療法を日本に紹介し、以後、脳科学、身体哲学、認知科学の融合した運動機能回復訓練を模索している。2005年には新しいリハビリテーション文化の構築を目指す「認知の樹プロジェクト」を提言し、セラピスト集団Azzurro(青)による舞台作品No.1「もし、身体の声が聴こえたら」を初演した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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yutayonemoto

5
大学生の時、今から思えば明らかに僕のそれからの人生に影響を与えた本。あの頃から僕はずいぶんと本を読んだ。論文を読んだ。学会で発表した。患者さんとその家族の人生に関わった(好転させることはできたのだろうか)。患者さんを殺してきた。この文章を読んで心に響くものがないセラピストがいるのなら、僕はその人を信用することが出来ない。著者はセラピストかつ哲学者。認知運動療法に科学的根拠がないと否定的であったとしても、生理的に認知運動療法が嫌いであっても、著者の心意気は汲んで欲しい。私たちの職業は学ぶべきことがつきない。2014/07/18

アニッチャー

1
リハビリ論。私はセラピストではないので、リハビリを事例とする心身論として読んだ。本書が伝統的なリハビリ論と異なるのは、治療の対象を麻痺した身体部位にではなく「自己の身体イメージ」に据えること。運動麻痺は脳損傷の結果として起こるものだが、麻痺に苦しむ患者の多くは自己の「身体イメージ」を想起できないらしい。それゆえ、身体イメージを回復させることによって運動機能を回復させること、これが著者の推奨する認知運動療法の根幹的方法となる。脳の可塑性を媒介として、心的なものから物的なものへ、という治療図式が興味深かった。2014/04/22

タケシ

0
感想を書くのも躊躇うほどの経験が押し寄せてきた。2016/03/14

mita

0
おもしろかったが、まだまだ理解度不足。要再読2015/01/26

カムナビ

0
リハ職種にとって辛辣な内容が出てきます。私が学び始めた当初から抱いていた疑問に符合します。 運動療法をやるなら運動の裏に隠された認知過程のことは知ってないといけないです。 かなりの良書だと思います。 『早期リハビリテーションと称して、平行棒内で車椅子から立ち上がることを強要する。患者は患側に体重をかけることができない。健側下肢を使って椅子から立ち上がるしかない。それで立ち上がることができれば治療の目的は達成できたとされる。そして、次に足の存在を感じ取れないまま異常姿勢で歩くことを強要される。こんな運2013/06/26

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