内容説明
他人任せでは、解決はない。変貌を続ける国際経済の動きを照射しつつ、ジャパンマネーの裏に潜む日本社会の真実に迫る。
目次
序章 問題の発見
第1章 戦後日本の終焉(日本マネーの変貌;会社と日本人)
第2章 日本マネーの対外ポジション(不良債権処理をめぐる日米攻防;日本の債権大国化の進展;アメリカ市場の文脈;金融危機の勃発;日本の米ドル観)
第3章 アジアか脱亜か(揺れるアジア観;アジアの物流と労働力移動)
終章 長崎に見る脱亜とアジア
著者等紹介
中尾茂夫[ナカオシゲオ]
1954年生まれ。明治学院大学教授。経済学博士。大阪市立大学経済研究所教授を経て現職。20年以上にわたり、シカゴ、ニューヨーク、ロンドン、上海、北京、バンコク、東京、大阪、福岡などで、マネーの現場取材を重ねる。主な著書に、『ジャパンマネーの内幕』(岩波書店、1991年、第32回エコノミスト賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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