内容説明
ハイエクはなぜ社会主義と戦ったのか?近代合理主義が生みだしたディストピアを「経済」「戦争」「道徳」の観点から分析しその不可能性を説く。
目次
第1部 「計画」はなぜ間違うのか(知識人と社会主義;計画、科学、および自由;自由と経済体制)
第2部 社会主義の「経済学的」欠陥(計画化の経済学;無知への対処;社会主義計算論争とはなんだったのか―フィクションの2ページ)
第3部 「戦争」の経済問題(価格による配分対配給制度;資本の節約―利子率の役割をめぐって;「大戦」に関連した文書)
第4部 二つの「道徳」(科学と社会主義;社会主義はなぜ反動的なのか;史本手技の道徳とはなにか)
著者等紹介
尾近裕幸[オコンヒロユキ]
1963年生まれ。國學院大學経済学部教授。専門は、理論経済学、オーストリア学派経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。