社会主義と戦争

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社会主義と戦争

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  • サイズ A5判/ページ数 210,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784393622001
  • NDC分類 331.72
  • Cコード C1333

内容説明

ハイエクはなぜ社会主義と戦ったのか?近代合理主義が生みだしたディストピアを「経済」「戦争」「道徳」の観点から分析しその不可能性を説く。

目次

第1部 「計画」はなぜ間違うのか(知識人と社会主義;計画、科学、および自由;自由と経済体制)
第2部 社会主義の「経済学的」欠陥(計画化の経済学;無知への対処;社会主義計算論争とはなんだったのか―フィクションの2ページ)
第3部 「戦争」の経済問題(価格による配分対配給制度;資本の節約―利子率の役割をめぐって;「大戦」に関連した文書)
第4部 二つの「道徳」(科学と社会主義;社会主義はなぜ反動的なのか;史本手技の道徳とはなにか)

著者等紹介

尾近裕幸[オコンヒロユキ]
1963年生まれ。國學院大學経済学部教授。専門は、理論経済学、オーストリア学派経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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南禅寺の小僧

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冒頭の論文に書かれている、自由主義者と社会主義者の関係は見事に、軍事屋と新左翼との関係に類似していた。現実主義者と理想主義者の関係。「理想主義者になることを恐れていては大衆の賛同は得られない」というハイエクの言葉に首肯せざるを得ない。かつて社会主義者であったハイエクの社会主義批判が、新左翼から軍事屋に転換した自分に痛烈に響いた。2011/03/23

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