出版社内容情報
インタビュアーとして人と向き合い続けた著者がありふれた日常にある「からだ」と世界へ問いかけ続ける方法を描き出す新しい身体論。
生きるために必要な「知性」にはどのように出会ったらよいのだろうか。
寒い冬を乗り越え、桜のつぼみがうっすらピンク色に染まり、ちらほらと咲き始めたのを見た瞬間に「!」と感じる、「からだ」とは何か。
本書では、圧倒的多数の著名人にインタビューを行い、人と人としてぶつかり合った著者が、ありふれた日常にある「からだ」と「世界」へ問いかけ続ける方法を描き出す、新しい身体論。
【著者紹介】
フリーランサーのインタビュアー&ライター。これまでに生物学者の池田清彦氏、漫才師の千原ジュニア氏、脳科学者の茂木健一郎氏や作家の川上弘美氏、保坂和志氏、ダンサーの田中泯氏、ミュージシャンの七尾旅人氏、川本真琴氏、大川興業の大川豊総裁、元ジャイアンツの桑田真澄氏など学術研究者や文化人、アーティスト、アスリート、ヤクザに政治家など、約800人にインタビューを行って来た。ライティングに関わった書籍多数。最新刊に『体の知性を取り戻す』(講談社現代新書)。
内容説明
八〇〇人を超える人と出会い濃密な対話を重ねたインタビュアーが語る、「書く」「聞く」「話す」が生まれる場所とは。
目次
伝えるために「身をよじる」ということ
聞くと訊くと聴く
言葉はどこからやってくるか
なぜ「正しさ」が他罰的な暴力になってしまうのか
客観的世界に現れる「幽霊」に足はついているか?
身の丈について考える―「自立」を可能にする思考とは
世界は世界を認識するために人間を生み出した
空間にたたずまうということ―安定と不安定のはざまで
空間につながりをもたらすコミュニケーションについて
恋愛によるコミュニケーションの深化
人はなぜ暗闇になると腰をかがめ、手を伸ばすのか
「知性」は止まれない―不安定・動き・無意識から考える
謎と問いかけ
著者等紹介
尹雄大[ユンウンデ]
1970年4月16日生まれ。フリーランサーのインタビュアー&ライター。これまでに学術研究者や文化人、アーティスト、アスリート、ヤクザに政治家など、約800人にインタビューを行って来た(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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