出版社内容情報
我々は喪失から何を編集し創発してきたか。日本で見えなくなっている何かを近現代史から語る。白熱の講義、全三巻堂々完結。
内容説明
日本は何を失い、何を得たのか。「これまで」の祖国、「これからの」母国。津波と原発の波涛を越えていますべての人に伝えたい、渾身のメッセージ。3・11を予見させる「負の想像力―地震と枯山水」収録。
目次
第7講 面影と喪失 誰そ我にピストルにても撃てよかし伊藤のごとく死にて見せなむ―なぜ日本人は喪失をもって面影としてきたか(日本は何を失ったか―喪失の昭和史;思い出のなかのリアル;日本の「分母」はどこにある;ナショナリティとジャパン・マザー;グローバルvsローカルの境い目で ほか)
第8講 編集的日本像 雪が舞う鳥が舞うひとつはぐれて夢が舞う(または一宿一飯の義理)―メディアステートとしての去来日本(“北の螢”はどこにいる―明滅する日本;「テ・ニ・ヲ・ハ」の方法論;“ぼくら”はコメの民族だ;エディティング・ジャパン―外来コードと内生モード;「型」のゼネレーション―方法日本「五つの窓」 ほか)
著者等紹介
松岡正剛[マツオカセイゴウ]
1944年、京都生まれ。早稲田大学出身。東京大学客員教授、帝塚山学院大学教授をへて、現在、編集工学研究所所長。イシス編集学校校長。情報文化と情報技術をつなぐ研究開発に多数たずさわる。近年、書画の個展も行っている。俳号は「玄月」(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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