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出版社内容情報
子供の虐待の主役は多くの場合,母である。ビートたけし,鶴見俊輔らの子供時代を追跡し,教育する母がいかに暴力的なものであったかを解明。頻発する虐待事件の核心に迫る。
内容説明
なぜ大人は「しつけ(教育)」という名においてなら、子どもが暴力を受けることを肯定するのか。子どもをあるがままに受けとめる母性の不在こそ、相つぐ虐待死事件の本質である。
目次
1章 母は暴力と無縁ではない―しつけと愛情は両立しない
2章 母という権力者―教育する母の誕生
3章 母の二つの顔―母性の表出を妨げるもの―母性的と権力的。どちらが根源的か
4章 事例研究―「ある」をつくるための条件
付論 北野武と鶴見俊輔―母は自分以上の自分である
著者等紹介
芹沢俊介[セリザワシュンスケ]
1942年東京に生れる。1965年上智大学経済学部卒業
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