出版社内容情報
〈日本文化〉とはどのようなものか。旧来の固定的な枠組みから遠く離れて,斬新かつ柔軟な視覚から,次世代に向けて,新たな〈日本〉の展望を差し示す快心の日本文化論。
内容説明
いま、日本は漠然としすぎている。疲れているわけではない。一部には熱意もある。ところが、何かが発揮されないまま、すっかり沈殿したままになっている。歴史と現在が大胆に交錯しないからである。梅か桜か、仏か神か。無常迅速、日本のダンディズム。
目次
1 日本の意匠(吉右衛門の梅;桜と時代 ほか)
2 神仏のいる場所(中心の移動;説明の庭 ほか)
3 数寄と作分(主客の遊び;茶数寄茶振舞 ほか)
4 江戸の人工知能(和算と条理学;江戸の人工知能 ほか)