現代哲学への招待<br> 自由と行為の哲学

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現代哲学への招待
自由と行為の哲学

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  • サイズ B6判/ページ数 351,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393323243
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

人間の自由と自然の因果的秩序は両立するか。人の行為をただの自然現象とわかつものは何か。科学的世界観が心や倫理の領域にもおよぶなかでますます重要性を帯びてきた自由と行為をめぐる議論を、現代最高の哲学者たちの論文で包括的に紹介。序論として明快な解説を付す。

目次

第1部 自由(自由と怒り;選択可能性と道徳的責任;意志の自由と人格という概念;自由意志と決定論の両立不可能性)
第2部 行為(行為・理由・原因;実践的推論;計画を重要視する;反省・計画・時間的幅をもった行為者性)

著者等紹介

門脇俊介[カドワキシュンスケ]
1954生。東京大学大学院総合文化研究科教授。2010年2月逝去

野矢茂樹[ノヤシゲキ]
1954年生。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授

ストローソン,P.F.[ストローソン,P.F.][Strawson,P.F.]
1919年生。ギルバート・ライルの後任として、オックスフォード大学で教授を務める。2006年に死去。20世紀後半のオックスフォードを代表する哲学者であり、主たる研究領域は言語哲学。カント研究でも知られる

フランクファート,ハリー・G.[フランクファート,ハリーG.][Frankfurt,Harry G.]
1929年生。プリンストン大学名誉教授。自由意志論に対する貢献によって特に知られているが、後年に論じたケアや愛に関する議論も注目されている

インワーゲン,ピーター・ヴァン[インワーゲン,ピーターヴァン][Inwagen,Peter van]
1942年生。ノートルデイム大学教授。現代の自由意志論における非両立主義の代表的論者。形而上学、哲学的神学の研究でも知られる

デイヴィドソン,ドナルド[デイヴィドソン,ドナルド][Davidson,Donald]
1917年生。プリンストン大学、カリフォルニア大学バークリー校などで教鞭を執る。2003年に死去

アンスコム,G.E.M.[アンスコム,G.E.M.][Anscombe,G.E.M.]
1919年生。ケンブリッジ大学で教鞭を執る。2001年に死去

ブラットマン,マイケル[ブラットマン,マイケル][Bratman,Michael]
1945年生。スタンフォード大学教授。行為論の第一人者として意図や行為者性に関する研究を継続的かつ精力的に行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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YASU

1
決定論と自由をめぐる問題から本書にたどり着いたのだが,自分的には自由論から行為論へとさらに関心を拡げられたと感じる.野矢先生の序論を読めば概括的に把握できるので,個別に原典にあたってみたいがただし日本語でという人向けの専門書だ.この世界がおおよそ決定論的であるとしても,その中で人は推論し計画し反省的に行為する.そうした自由を持つのだと考えたい.2023/02/01

Seita

1
フランクファート「意志の自由と人格という概念」のみ。興奮しながら読んだ。動物と人格、子供と大人、欲求と行為、動機づけ、さらに、刺激的な思考実験、痛快な批判、明晰な議論展開。ようやく探しものが見つかった感じ。これでしかも、モードマリー・クラークを介してニーチェにもつながるらしいから、なお期待できる。さらにじっくり味読する。2017/05/04

roughfractus02

0
自由への問いは、自由を選択可能性と行為者性に区別しても(フランクファート)、デカルトの神の必然性と人間の可能性(必然でないが自由意志を持つ)の亡霊がつきまとう(ストローソン)。一方時間的決定論と選択可能性としての自由意志は(ヴァン・インヴァーデン)、行為と意志の因果関係に注目する。ここから「意志的行為」(アンスコム)、欲求と信念(デイヴィドソン)のような一回的行為と計画(ブラッドマン)のような長期的行為の継続として意志が論じられる。これら議論から『行為と出来事』の理由と因果関係のさらなる吟味が誘発される。2017/02/11

鉱物

0
行為論について非常に刺激的な論考を扱っている。アンスコムとデイヴィドソンを比較したうえで、記述の生成関係への視点が必要なのではないかと思った。2015/01/16

あつなか

0
授業の参考にと読んだ本。自由意思について興味あったので。むずい。むずすぎる。限られた理解の中でも特にそだなーと思ったのは、人間と動物の差を二階の意思をもつかどうかにおくとする話。自分の欲求に確たる信念で順位をつけないと人間ではないのかと驚き、反省。2015/02/06

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