内容説明
デカルトの懐疑から近代哲学ははじまった。だが、その後の哲学は、本当にこの問題を解決したのだろうか?カント、ムーア、オースティン、カルナップ、クワインら大哲学者の解答を吟味し、いまだ解決されていない懐疑論の問題性を暴露して、われわれの知の根拠を揺るがす意欲作。
目次
第1章 外界の問題
第2章 哲学的懐疑論と日常生活
第3章 G.E.ムーアと懐疑論―「内的」と「外的」
第4章 内的と外的―「経験的」と「超越論的」
第5章 内的と外的―有意味と無意味
第6章 自然化された認識論
第7章 結び―診断を探し求める
著者等紹介
ストラウド,バリー[ストラウド,バリー][Stroud,Barry]
1935年、カナダ生まれ。トロント大学卒業後、ハーバード大学でPh.D.を取得。カリフォルニア大学バークリー校哲学教授。懐疑論研究の第一人者
永井均[ナガイヒトシ]
1951年生。千葉大学文学部教授。専門は哲学・倫理学
岩沢宏和[イワサワヒロカズ]
1966年生。東京都立大学大学院博士課程在籍中。専門は現代哲学
壁谷彰慶[カベヤアキヨシ]
1976年生。千葉大学大学院博士課程在籍中。専門は行為論・現代哲学
清水将吾[シミズショウゴ]
1978年生。千葉大学大学院博士課程在籍中。専門は身体論・自我論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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