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心の迷妄を断つ智慧―チベット密教の真髄

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393133347
  • NDC分類 180.9
  • Cコード C0015

出版社内容情報

伝説の大密教行者ナーローパの生涯と思想の解説を通して,チベット密教の奥義とされている「マハームドラー」の教えを,鮮烈かつトリッキーな言葉で明快に説き明かす。

内容説明

大密教行者ナーローパの生涯とその教えを読み解くことで、空性体験をも超えた境地「マハームドラー」の真実を明らかにする。

目次

第1部 ナーローパの生涯その一(ナーローパと私たち;真性の狂気とポップアート;麻酔なしの手術;とても楽しみなこと)
第2部 ナーローパの生涯その二(痛みと失望;知性の誕生;選択なき認識;空性を超えて;マハームドラー;マハームドラーの階梯)

著者等紹介

トゥルンパ,チュギャム[トゥルンパ,チュギャム][Trungpa,Ch¨ogyam]
1940年、東チベットに生まれる。生後13ヵ月でカギュ派のトュルク(活仏)に認定される。スルマン僧院の最高僧院長に就任以後、修行に励むが、59年に中国の侵攻により亡命。その後、渡英してオックスフォード大学で比較宗教学や哲学などを学ぶ。英国滞在中には学生たちに仏教を指導。69年にブータンの瞑想センターで一大転機を迎える。英国に引き返すや否や、僧衣を脱ぎ捨てて還俗し、若い英国人女性と結婚して渡米する。米国では活動的で議論好きな教師として名声を高め、流暢な英語を話し、通訳なしで欧米の学生たちに直接語ることのできる最初のチベット僧の一人となる。欧米各地に多数の瞑想センターを創設。73年にはその中心本部としてヴァジュラダーツ(金剛会)を、翌74年には仏教系大学ナーローパ研究所を米国に創立して、独自の革命的なアプローチで欧米人に広く仏法を伝える。87年に47歳の若さで逝去

宮坂宥好[ミヤサカユウコウ]
1950年、長野県生まれ。高野山大学卒業。名古屋大学大学院博士課程修了。インド・プーナ大学大学院に留学(Ph.D.)。成田山勧学院教授、信州豊南女子短大講師などを経て、現在、岡谷市照光寺住職
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