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内容説明
二人でもがきながらつかみそして子どもたちへと受け継がれた「こころの遺伝子」とは?今は亡き戦場カメラマンの前夫から売れっ子漫画家の妻・西原理恵子さんへ。
目次
第1章 “負の波”のはじまり―田舎と貧困
第2章 上京。それでも続く“負の連鎖”
第3章 鴨ちゃんとの運命の出会い
第4章 結婚、そして鴨ちゃんのアルコール依存と離婚
第5章 鴨ちゃんのがん死と、家族の再生
第6章 コロッケ屋のおばちゃんでいたい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
7a
9
人生波乱万丈で破天荒なイメージがある漫画家、西原さんのことを何となく内田春菊さんと同一視してたんだけど、この本を読んで全く違うむしろ正反対だと確信した。とにかく人の悪口ばかり、それを子供にまで刷り込む内田さん、子供に向かって絶対夫のことを悪く言わなかった、笑い合う姿しか見せなかった西原さん。でも大抵は前者なんだ、弱みを吐露しなきゃ潰れてしまうから。「どん底で笑う」強さ。この人は本当に。どうしてこう痛いまでに。2020/06/17
たな吉
9
【笑え】そして記憶を上書きしていくのだ。コロッケ屋のおばちゃんのところ好きです。2016/01/09
kanki
6
依存症の家族の辛さが伝わる。でも「どん底でこそ笑え」仕事をもらえるのはありがたい。とにかく働かなきゃ、やりたい仕事にはたどり着けない2020/07/23
がんぞ
6
子供向きではない愛の物語/ギャンブル依存症の父は「(母が)最後の不動産を売るのを拒否すると」大学入試の前日、自殺した/武蔵野美大で「クラス1番、ヘタ」…工夫の営業努力…/麻雀誌初連載『まあじゃんほうろうき』まさか私小説とは。十年で五千万の負け/戦場カメラマン鴨志田との出会い。「百万円張って何が面白いの?戦場では命張ってるんだよ」/ポルポト政府幹部との会見はダイアナ元妃死亡にかき消された/辛い体験をかき消したいと飲む、半日で焼酎ペット1本消える、更に飲む…/出会いも笑い…最後まで笑ってすごそう…約束を守った2018/01/19
みなず
6
西原さんや鴨志田さんの著書で、お二人のことはいろいろ読んでいたけれど、第三者の言葉は、同じ内容でも何か違って、本人弁よりもストレートに胸を打たれた。私は、“「どん底でこそ笑え」”ないタイプ。せめて、ニヤリとしたい。2015/01/11