出版社内容情報
著者が実父の介護体験をもとに、コミックとエッセイで綴る体験記。明快な文が心地よい。介護の実用記事も併記。
目次
エッセイ&コミック 元気が出る介護(災いは「ご指名」でやってくる;入院は終わりではなく始まりだった;コミック 「退院です」と言われても;感情なんてクソくらえ!;コミック ピョンピョンうさぎはヨレヨレに;荷物を持つというコト;コミック ああ、再入院の日々;胃ろうの手術…。病院って何?;コミック 仕事、病院、家事、施設探しに右往左往;家族って何だろう ほか)
巻末資料 介護サービス利用の手引き
著者等紹介
いさやまもとこ[イサヤマモトコ]
1964年、東京に生まれる。1983年、漫画家としてデビュー。2003年~2004年、東芝けあコミュニティ(株)が主宰する介護のサイトで「元気なしっぽモコの介護エッセイ」を連載、好評を得た
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鬼灯の金魚草
11
他人ごとでは無い。まだ元気だと思ってる親も自分もいつどうなるのか判らないので参考になった。2016/10/10
のり
3
脳梗塞後遺症のある父の介護に奮闘する娘のコミックエッセイ。家族側から見える医療者の様子がよくわかりました。仕事を辞めないと「介護に専念しない薄情な娘」という見方をされる。「根気よく家族が面倒を見れば、病気の進行を遅らせることができるのに悔しい」と、ご自身の在宅看護の限界と、寝たきりから脱出できる可能性に心がゆれた様子も伝わりました。オムツ交換や痰の吸引は、病院側は見せてくれないことが多いが、在宅介護する家族にとっては、知っておくのは大切なこと。「介護の問題は、お金と、時間と、家族関係に尽きる。」2014/12/05
tnk.UZ
2
医療・介護系専門職が見落としがちな、家族介護者の立場からの素朴な疑問やリアルな現実が描かれている。読みやすくあっさりしているが、内容は深い。2010/04/14
Bronzong
0
介護って大変なんだなあ、と。東日本大震災当日に読んでました。2011/03/11