内容説明
国際化の時代の舞台裏で、国民に責任を負うことなく、政治工作と不正規戦を展開する世界的なネットワークが存在する。イラン・コントラ事件でその一端が暴露された、ネオナチ、ニューライト、そして中南米の死の部隊を結ぶWACLの実態を追った調査報道。
目次
1 五人の紳士
2 サムライと聖職者
3 ラテンアメリカのテコス
4 大西洋を結ぶネオ・ナチ
5 合衆国大統領からの手紙
6 アスンシオンの盟約
7 アメリカへ浸透する統一教会
8 反共後方基地・台湾
9 超国家テロ「コンドル作戦」
10 シングローブの“不正規戦”
11 国境を超える暗殺部隊
12 汚い戦場エルサルバドル
13 コントラのニカラグア包囲網
14 レーガンの引き金
15 ネットワークの新たな完結
16 世界反共連盟の行方