Century Books 人と思想 175
デリダ

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  • サイズ B6判/ページ数 205p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784389411756
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C1310

内容説明

ジャック・デリダの思想、生涯を社会的背景にふれながら、立体的に解明。交友関係やエピソードなどにもふれて、克明に記述した。

目次

1 思想の生成(哲学前夜;フッサール現象学の通過;文学との交差;デリダの哲学)
2 思想の広がり(哲学の終焉?;テレコミュニカシオンと伝達;哲学と教育;「来るべき掟」のエクリチュール)

著者等紹介

上利博規[アガリヒロキ]
1956(昭和31)年広島県に生まれる。東京大学文学部卒業。静岡大学助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆえじん

5
パラパラと読む.ハイデガーによれば人間に固有な性とは手を使うことにある、という文だけが頭に残る.手と性とは...うーむ...ヘーゲルの弁証法を性交とデリダが解していたことと、ハイデガーの現存在を「ひとつの性」しかもたないと批判していたことからすると、デリダはこのハイデガーの手と性の問題をどう考えていたのかというと...手と性と「ひとつの性」...なにやら瞑想が深まっていく...ぱっと手にとって読み始めたところにあったこの文が気になって気になって...2019/09/22

Bevel

3
デリダをアドルノに近づける読みが面白い。人によるのかもしれないけれど、自分には平易にまとめられていると感じた。どうしてもデリダと言えば高橋さんとか林さんの本が目立つけれど、この本も全然ありだと思う。2009/11/10

しんだもずく

1
デリダの出生からその問題意識と照らしてそれぞれの著作・用語を要点を絞って紹介しているので非常に参考になった。ある程度の前提知識は必要に思うけど、かなり平易にまとめられているし見取り図としてもよいのでは2021/01/06

set-you

0
難しいというのと、途中から理解を投げて読んでのが相まって、得られるものは多くなかった。ポストモダンの思想極まれりという印象は強く残ったけど。ニーチェ、フッサール、ハイデガー当たりを踏襲してないと理解はおぼつかないかな。もうちょっと東浩紀で勉強する。2013/01/21

はむ

0
「差延」も「散種」も「幽霊」も、ぜーんぶ似たようなことを言葉を変えてデリダは言い続けていたのか?となんとなく思った。2022/12/04

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