内容説明
戦後公共工事に対して実施された会計検査では、年代によって、検査内容、指摘内容は移り変わっており、いずれも工事の実施過程をたどりながら、設計、積算、契約、施工の各段階での問題点を取り上げているが、各年代とも共通して工事の品質管理と工事のコスト縮減に検査の視点が置かれている。本書では、品質管理とコスト縮減の歴史的な経緯を明らかにするとともに、最近事例の分析においては、各事例の解明、検証などを行っている。
目次
会計検査の背景
昭和40年、50年代の設計事例
昭和40年代の積算事例
昭和50年代の積算事例
昭和40年、50年代の施工事例
最近事例の分析―個別工事に関する設計(計画を含む)
最近事例の分析―共通事項に関する設計
最近事例の分析―個別工事に関する積算
最近事例の分析―共通事項に関する積算
最近事例の分析―施工に関する指摘〔ほか〕