出版社内容情報
5 歳のとき、広島で被爆した母親 。それから25年後、金亨律は釜山で生まれた。「被ばく者の生存権」を求め魂の言葉を紡いだ書。5 歳のとき、広島で被爆した母親 。それから25年後、金亨律は釜山で生まれた。「先支援、後究明」を掲げ、「被ばく者の生存権」を求めた魂の言葉を紡いだ書。
いのちは続かねばならない。原爆被害者2世のための運動を続けること。それ自体が、叔父さんの生(いのち)だと言いたい。たとえ肉体は白い灰になったとしても、その志は生き残って現在も生き続けているのではないか。だから、「生は続かねばならない」という叔父さんの言葉は、「私たちは今後も原爆2世の人権伸長のための運動を続けねばならない」という遺志とも重なるのだ。家族、支援者だけではなく、すべての人がともに歓びあえる日まで。韓国の原爆被害者すべてが微笑みあえる、その日まで。
?金亨律(キム・ヒョンニュル)の生涯と活動
1.生いたち
2.原爆2世・金亨律の「人権宣言」
3.「原爆2世患友会」の結成に向けて
4.原爆2世の健康実態調査を求めて
5.「原爆被害者特別法」(略称)の請願
6.金亨律の反核・人権運動の意義
?. 金亨律の遺稿選集
第一章 金亨律の「人権宣言」
第二章 原爆2世の健康実態調査
第三章 なぜ「原爆被害者特別法」(略称)が必要か
第四章 金亨律 の反核・人権思想
?. 金亨律の遺志を継ぐ人々
1.韓国人原爆犠牲者六八周忌慰霊祭における決議文
2.金鳳大「息子の遺志を継いで」
3.韓正淳「原爆2世患友の生(いのち)は続かねばならない」
4.全鎮成「原爆の記憶と反核平和教育」
金亨律関連の年譜
少し長いあとがき―金亨律を回想しながら
青柳 純一[アオヤギ ジュンイチ]
著・文・その他/編集/翻訳
内容説明
5歳のとき、広島で被爆した母親。それから25年後、金亨律は釜山で生まれた。「先支援、後究明」を掲げ、「被ばく者の生存権」を求めた魂の言葉。
目次
1 金亨律の生涯と活動(家族・生いたち・学びの場;韓国原爆2世金亨律の「人権宣言」;「韓国原爆2世患友会」の結成に向けて ほか)
2 金亨律の遺稿選集(韓国原爆2世金亨律の「人権宣言」;韓国原爆2世の健康実態調査;なぜ「原爆被害者特別法」(略称)が必要なのか ほか)
3 金亨律の意志を継ぐ人々(韓国人原爆犠牲者六八周忌慰霊祭における決議文;金鳳大「息子の遺志を継いで」;韓正淳「原爆2世患友の生は続かねばならない」 ほか)
著者等紹介
青柳純一[アオヤギジュンイチ]
1949年生まれ。翻訳家。東北大学、大阪外大、大阪教育大を経て釜山大学大学院博士課程修了。1990年より2004年まで釜山大学など韓国の大学で日本関係学科客員教授。現在、コリア文庫(仙台)副代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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