内容説明
繁華街の片隅で売られている「合法ハーブ」乾燥植物片に化学成分を添加した脱法ハーブの危険性を解説。
目次
第1章 ハーブと名乗る薬物―新時代に入った脱法ドラッグ(脱法ハーブとは何か;「スパイス」の登場;合成カンナビノイドの検出 ほか)
第2章 イタチごっこ―規制と脱法、攻防の半世紀(デザイナー・ドラッグの登場;デザイナー・ドラッグ規制の試み;フェネチルアミンとトリプタミン ほか)
第3章 未来への負債―広がる健康被害(被害者は誰なのか;対談:脱法ドラッグの有害性を評価する;報告:脱法ハーブがもたらす症状―アメリカの臨床報告から)
著者等紹介
小森榮[コモリサカエ]
弁護士、東京弁護士会所属。東京都内で法律事務所を開き弁護士として業務に当たる。薬物問題に造詣の深い法律家として東京都脱法ドラッグ対策検討委員会委員、東京都麻薬中毒審査会委員などを歴任し、また、民事調停官(非常勤裁判官)や弁護士会の委員なども勤めてきた。1994年ころから若者の薬物事件の増加に注目し、覚せい剤事件を中心に1000件以上の薬物事件を担当。傍ら、講演などを通じて薬物乱用防止活動にも力を注いでいる
牧野由紀子[マキノユキコ]
薬学博士。元厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部主任鑑定官。東京大学薬学部薬品代謝化学教室研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。