あぶない地名―災害地名ハンドブック

小川 豊【著】

三一書房（2012/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 251p／高さ 19cm
• 商品コード 9784380110023
• NDC分類 291.034
• Cコード C0025

出版社内容情報

なたの土地は大丈夫？　地震、津波、洪水、地すべり、崖崩れ… 危険な土地は地名でわかる！地名は土地の履歴書である
―建設省の元土木技術者が半世紀の現場経験を元に採集した
災害地名の集大成！

地名は先祖がその土地の特徴を表現した情報である。
地名はその土地の話し言葉で呼ばれていたものが、後に本来の意味を無視してオンで合わせて縁起のいい言葉や見かけのよい漢字にしてしまっているものが多い。
本書では本来の地名の読みを生かし、カタカナによる音読み表記にした。巻末に漢字による地名索引付。

小川　豊［オガワ　ユタカ］
著・文・その他

内容説明

○○ダウンや△△が丘、□□ヒルズにリバーサイド…耳ざわりのよい不動産のコピーに惑わされ、多くの人が不時の災害で被害を受けている。生活する場所を探すにはまずその土地を知ること。本書はそうした危険な土地を地名から見分ける情報が多数掲載されている。不動産を探している人、マイホーム購入予定者必携。

目次

はじめに―地名は土地の情報である
地名をどう読み解くか―過去の住民の知恵に学ぶ
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行・ら行・わ行

著者等紹介

小川豊［オガワユタカ］
元建設省河川局防災課徳島工事事務所副所長。１９３０年生。’６５年に災害検査官として建設省（現・国土交通省）河川局防災課に勤務。’８３年徳島工事事務所を退官し『危険地帯がわかる地名』を出版。’８４年日本地名研究所第三回地名研究者全国大会で災害地名について発表。’９４年第１３回日本地名研究賞を受賞。’９７年土砂災害防止功労者として建設大臣から表彰された。２００７年９月に他界（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[mazda]

ピンポイントな地名が結構多かったのが、少し期待外れでした。共通の漢字の意味がわかるともっとよかったかな、と思いました。この本をまとめているときに小川さんが亡くなったそうで、そういう意味でも少し中途半端になってしまったのかも知れません。この方、他にも著書があるようなので、そちらも読んでみようと思います。「梅田」は「埋めた」、「苗場」は「萎える」から来ている、というのが興味深かったです。

2016/11/24

[本読みじいさん]

自分が住んだことある府県では、確かに崖が険しかったりと名前がついた意味がわかりました。いざというときに行動できるように頭の端に残しておこう。

2012/09/21

[phmchb]

先人が地名に残したメッセージを無視・改竄するべからず

2017/01/05

[パンプキン]

労作。著者ご本人が刊行前に亡くなられ、その後別の出版社で著者のメモや別の著作等をもとに内容を補って、ようやく出版となったという。近年、日本ではこれまで以上に自然災害が増えているが、土地の履歴を知る手がかりとして、ぜひ一読して頭の片隅においておきたい１冊。むやみにおかしな地名への改名は慎むべき。

2015/10/25

[ともたか]

自分の住んでいる土地の名前をチェック。 何故、この名前か調べてみる。 周りの環境を調べる。 なんでもなかったら一安心。

2012/07/28