メディアの権力 〈3〉 - 勃興と富と苦悶と

メディアの権力 〈3〉 - 勃興と富と苦悶と

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  • サイズ B6判/ページ数 480p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784377306002
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0336

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

121
メディアがアメリカにおいてはさまざまな場面で重要な役割を果たしてきたことがよくわかりました。かなりの影響力をもっていたのだと思います。日本の佐藤首相がNHK以外は会見の場から出て行けといったことも思い出しました。しかしこの後のことをさらに分析してもらいたい気がします。大統領選でのこれらのマスメディアはほとんど情報が分かっていないということを反省して、ツィッターあるいはSNSなどの情報を分析していくことが求められるのではないでしょうか?2017/04/25

ブラックジャケット

2
ウォーターゲート事件がポスト紙の庭で起こる。小さな事件ネタに過ぎなかったが、ニクソン選対が絡んでいることが判明、ポスト紙は先んじてウッドワード、バーンスタインの取材体制で追求する。本書でも白眉のジャーナリストの奮闘が 描かれる。前段では国防省の機密文書ペンタゴンペーパーの暴露記事がNYタイムズで報道、ポスト紙が続き、確固たるメディア側の勝利に貢献した。ウォーターゲートでも、メディア各社のオールスター級の参戦があり、歴史に残る報道となった。著者の経験に裏打ちされたジャーナリスト魂が全編に横溢する名作。 2017/08/16

伊勢田和良

1
「メディアの権力 第3巻」を読みました。 これで全3巻読了です。各巻500ページで全巻1、500ページとボリューミーでした。 壮大な人間的ドラマで、堪能しました。 アメリカのメディアの歴史と、なぜ巨大メディアが権威として世界に注目され信頼されているのかがよく分かりました。 独裁国家、全体主義国家にある言論弾圧がなかったアメリカでは、情報の自由市場での競争によって巨大メディアが徐々に確立されました。 言論の自由のもとで競争し、せめぎあい、信用、権力、威信を築き上げ、揺るぎない権威となり、アメリカ国民に決2015/08/01

Tsingdao Beer

1
最終巻を読み終えました。ワシントン・ポストがペンタゴン・ペーパー記事掲載の決定を下す場面の臨場感は素晴らしい。しかし、この巻の中心はやはりウォーターゲート事件。この報道を通して四社は大きな変革を成し遂げるのであるが、同時に創業家・社主のものであった各メディアが株主のものへと変化していく。史上最大の事件を暴くという大仕事を成し遂げたにもかかわらず、物語の中で各社が迎える結末は決して幸福なものではない。 それにしても、ハルバースタムは余程ニクソンがお嫌いな模様。 ここまで来ると人格攻撃では???(笑)2012/11/30

sasha

1
アメリカ4大メディアの、壮大なる歴史小説と言ってもいい。圧巻はやはりウォーターゲート事件か。2010/06/15

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