幻冬舎新書<br> 世界史を動かした脳の病気―偉人たちの脳神経内科

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幻冬舎新書
世界史を動かした脳の病気―偉人たちの脳神経内科

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  • サイズ 新書判/ページ数 260p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344985001
  • NDC分類 493.73
  • Cコード C0295

内容説明

1429年、ジャンヌ・ダルクは神の声を聞き救国の戦いに参加した。だがその神秘的体験は側頭葉てんかんの仕業ではなかったか?1865年の南北戦争終結時、北軍の冷酷なグラント将軍が南軍に寛大だったのには片頭痛が関係していた?1934年、平和国家ドイツがわずか二年でナチス体制になり、そのナチスも急失速して1945年、第二次世界大戦に敗れたのはヒンデンブルクの認知症とヒトラーのパーキンソン病のせいだった?世界の歴史を大きく変えたリーダー変節と、その元凶となった脳の病を徹底解説。

目次

第1部 英雄を襲った病―古代~近世(クレオパトラの安らかな死に顔―コブラ毒、重症筋無力症;古代ローマ帝国の巨大すぎる皇帝―巨人症;足がたぎたぎしてしまった日本武尊―ギラン・バレー症候群 ほか)
第2部 歴史を左右した、指導者の病―近世~現代(ゲーテが書き残し、吉宗が患った病―失語症;南北戦争に影響を与えた頭痛―片頭痛;ワイマールの光からナチスの闇へ―認知症 ほか)
第3部 世界的有名人を苦しめた病(眠ると息が止まる“オンディーヌの呪い”―睡眠時無呼吸症候群;唄を忘れた詩人と、チキンなギャング―梅毒;天才ゴルファーの挫折―脊髄空洞症 ほか)

著者等紹介

小長谷正明[コナガヤマサアキ]
1949年千葉県生まれ。79年名古屋大学大学院医学研究科博士課程修了。専攻は神経内科学。現在、国立病院機構鈴鹿病院名誉院長。パーキンソン病やALS、筋ジストロフィーなどの神経難病を診断・治療する。医学博士、脳神経内科専門医、日本認知症学会専門医、日本内科学会認定医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

94
世界史に名を残した偉人たちが罹った脳の病気がその人と病名と症例を混じえて書かれている。ヒトラーやルーズベルト、ドストエフスキー他日本では田中角栄などが解説されている、また芸能人では大原麗子や萬屋錦之介、フォーク歌手のウディ・ガスリー作曲家のガーシュイン等。脳の病気というのはその言動や行動に影響を与えることが時に世界史に影響を与える。医療も発達してもその原因や治療はまだまだわからないことが多いようだ。図書館本2020/09/18

さつき

70
歴史上の人物から20世紀の政治家まで色々な人の病気の数々…権力者が認知症や脳出血などの病気を患うことがこんなに多いとは!歳を取れば誰しも衰えるものだと思うけど、それを認めるのは本人には難しいこと。ましてや権力者の周囲がその利権にしがみつく人ばかりだったら…なかなか怖いエピソード満載でした。2019/11/26

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

33
政治家が多かったけれど、歴史上の人物の周囲の人たちからの証言などから脳の病気だったのでは?と思われる人物の行動を考える。それにしても、国を動かすリーダーの病気って怖いな……。正常な判断が出来ない人が自国、他国問わず、国民の命がかかった決断をすることに恐怖を感じる。ニーチェが梅毒の症状、誇大妄想状態で作品を書いていたというのはちょっと納得した。2020/10/10

イトノコ

31
クレオパトラや日本武尊、ヒトラーからモハメド・アリなどの偉人や著名人の病を、神経学的視点から解説。/歴史上の人物の病気を医学的に推定する試みは面白い。以前読んだ徳川将軍のカルテも良かったが、本書は著書の専門分野に限って書かれているため解説も詳しく、わかりやすい。少々、著者の体験談や小噺が多いのは気になるが…(親しみやすくするためではあろうが)。しかし海外では病を得た著名人やその家族が、積極的に研究機関や基金を設立するのに驚いた。日本では、神経内科的な病気の人は周囲から隔離されるイメージなので、お国柄かな。2020/08/01

アキ

27
現代であれば治療法がある病気も、その当時は診断も治療もできなかったんだよね。つくづくいい時代に生まれたと思う。リーダーが病気になったときに取り巻きがどう行動するかは危機管理として大事だと思った。歴史に関するものとして、ルーズベルトの高血圧性脳出血と毛沢東の筋萎縮性側索硬化症とブレジネフの脳血管性認知症は国家にかかわることだけに重要度が桁違いになる。個人的には吉宗の失語症とドストエフスキーのてんかんとヒットラーのパーキンソン病が気になった。でも有名でも無名でもみんないずれはなんらかの病気になる訳だからね。 2018/06/15

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