内容説明
近年、穴場的な「隠れ名所」が注目されがちな京都。だが、京都を愉しむなら、まず「定番」を押さえたい。誰もが知る名所・名店・祭事でも、その成り立ちや、今に至る歴史の流れまで知る人は少ない。名刹の背後にある物語、「京都風」でない真の京料理を守り続ける料理人の心意気、都人の春夏秋冬の愛で方、花街のルールなどについて知ると、京都の奥ゆかしさや美しさの理由が分かる。この街で生まれ育った著者でさえ、定番を改めて辿ってその奥深さに驚愕した。数多の情報に振り回されず、本当の京都を知るための究極のガイド。
目次
第1章 京都名所再見
第2章 京都の食の定番
第3章 京土産の定番
第4章 京都の桜と紅葉
第5章 京都の夏の定番
第6章 京都の冬の定番
第7章 京都のお茶
第8章 花街と祇園町の愉しみ
著者等紹介
柏井壽[カシワイヒサシ]
1952年京都市生まれ。大阪歯科大学卒業。京都市北区で歯科医院を開業する傍ら、京都の魅力を伝えるエッセイや、日本各地の旅行記などを執筆。自分の足で稼ぐ取材力と、確かな目と舌に定評があり、「Discover Japan」「ノジュール」「dancyu」「歴史街道」など、雑誌からも引っ張りだこ。京都や旅をテーマにしたテレビ番組の監修も多数務める。柏木圭一郎名義で、京都を舞台にしたミステリー小説も多数執筆する一方、本名の柏井壽名義で執筆した小説『鴨川食堂』(小学館文庫)が好評(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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