内容説明
メールの返信が遅いだけで「嫌われているのでは」と不安になる。友達が誉められただけで「自分が低く評価されたのでは」と不愉快になる。人はこのように目の前の現実に勝手に「妄想」をつけくわえ、自分で自分を苦しめるもの。煩悩に苛まれるとき役に立つのは、立ち止まって自分の内面を丁寧に見つめること。辛さから逃れようとして何か「する」のでなく、ただ内省により心を静める「しない」生活を、ブッダの言葉をひもときながら稽古。
目次
第1章 つながりすぎない(入ってくる情報が増えれば増えるほど心は乱れる;相手を屈服させて自分の価値を実感するという愚かしさ ほか)
第2章 イライラしない(自分は何に怒りっぽいのかをチェックしてみる;悪意のない愚かさに怒っても疲れるだけ ほか)
第3章 言い訳しない(知人が高く評価されるとなぜ反射的に否定したくなるのか;妬みはごく自然な感情、恥ずべきことではない ほか)
第4章 せかさない(坐禅瞑想で、鈍感になった脳をリセットする;ものごとに集中するには、頑張りすぎず、だらけすぎず ほか)
第5章 比べない(健康に執着し、自分が老いて死ぬことを忘れている愚かさ;どんな環境でも、今ここを「心が静かになる場所」にする ほか)
著者等紹介
小池龍之介[コイケリュウノスケ]
1978年生まれ。山口県出身。東京大学教養学部卒業。月読寺(神奈川県鎌倉市)住職、正現寺(山口県山口市)住職、ウェブサイト「家出空間」主宰。僧名は龍照。住職としての仕事と自身の修行のかたわら、一般向け坐禅指導も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yamaneko*
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