内容説明
本人は無自覚だが、癖ほど他人を不快にさせるものはない。クチャクチャと音を立てて食べたり、貧乏ゆすりをしたり、頻繁にため息をついたり、舌うちをしたり、髪やひげを触ったり、ツメをかんだり…と挙げればキリがない。演出家として役者の癖と格闘してきた著者が、自分では気づきにくい癖とのつき合い方を指南。仕事や恋愛でよい結果を得られず、「見た目」を磨こうとする人がいるが、癖を直す方が何倍も効果的。ストレス過多で、癖が増える一方の現代人必読の書。
目次
第1章 癖とは何か
第2章 他人の手癖や仕草は気になる
第3章 口癖は本性を表す
第4章 目は口ほどにものをいう
第5章 ネガティブに考える癖は嫌われる
第6章 分類しづらい癖
第7章 癖はこうすれば直る!
著者等紹介
竹内一郎[タケウチイチロウ]
演出家・劇作家・漫画原作者。1956年福岡県生まれ。横浜国立大学教育学部心理科卒業。九州大学博士(比較社会文化)。九州大谷短期大学助教授を経て宝塚大学教授。『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』でサントリー学芸賞、さいふうめいの筆名で発表した『戯曲・星に願いを』で文化庁・舞台芸術創作奨励賞佳作、『哲也雀聖と呼ばれた男』で講談社漫画賞を受賞。非言語コミュニケーションを説いた『人は見た目が9割』は百十万部のベストセラーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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愛
18
題名惹かれて読みました。友達がよく「変な話さ、例えば…」と話し始めるのが気になっていたものの注意出来ないでいたので、著者の気持ちがとてもわかります。他人の癖は一度気になるとずっと気になってしまい、自分の癖には気づくことが出来ない。癖というものは厄介なものですね。でもそれが、個性を作っているのではないかとも思います。話は変わりますが、本書に参考文献が一切書かれていませんよね。という事は、全て著者の憶測なのでしょうか…?気になります。2014/08/07
チャー
17
自分自身では気づきにくい癖について綴った本。辞書で癖という言葉は否定的な捉え方とされているが、実に様々な癖があることを改めて知る。癖は他者から見れば気分を害するものが多いが、本人からすれば必要な場合もあるという指摘はなるほどと感じた。何かしら心理的に不安定になったときについ出てしまう仕草は本人にとっては何ら悪意はない。一方で、それによって感情を害される他社にはたまったものではないことも。成人すれば面と向かって指摘されなくなる。意図せず不協和音の要因となっているかもしれないと気を配ることは大切と感じた。2022/10/15
なかしー
17
最近やっとこ20年来続く抜毛症が治まりましたが、会社の人より今度は独り言が多いとの指摘で再読。 頭隠して尻隠さずと言うか、悪癖のもぐら叩き状態の私… 一つ一つ改善していきたいと思います。2018/10/10
村越操
7
癖とは、好ましくないもの。多くの人が辞めて欲しいと思っていることだそうです。口ぐせ、態度、行為など何かしらドキッとするものが書かれているので、一度自分を見直す良い機会にしたいと思いました。演出家の著書いわく、癖は必ず治せる。自分を客観視する癖をつけ、第三者の目でみるというアドバイスが役立ちました。「人の振り見て我が振り直せ」昔から言われていることわざどおりですね。2012/10/28
taka umi
6
ドキっとするくらい自分でも無意識にしてしまう癖が書いてあって、今日から直そうと思う事が多々あります。つまらない会議中には、真剣に丁寧に写教するごとく真面目にメモをする。早速今日から実行しよう。2015/02/22