内容説明
「頭」を支える首は、筋肉疲労を起こしやすい部位。だが、筋肉疲労が重なると、今まで治療法のなかった頭痛、めまい、自律神経失調症、うつ状態、パニック障害、ムチウチ、更年期障害、慢性疲労症候群、ドライアイ、多汗症、機能性胃腸症、過敏性腸症候群、機能性食道嚥下障害、血圧不安定症、VDT症候群、ドライマウス等の疾患が現われる。本書では、これらの疾患から脱する術と予防法を解説。首を酷使する現代人に警鐘を鳴らす一冊。
目次
第1章 原因は「ストレス」ではなく「首疲労」だった!
第2章 あなたの首にはこんなに負担がかかっている!
第3章 首疲労治療で完治可能になった16の病気
第4章 首疲労からの脱出に成功した患者さんたち
第5章 なぜ脳神経外科医が「首」に着目するようになったのか
第6章 「うつむかない生き方」のススメ
著者等紹介
松井孝嘉[マツイタカヨシ]
1967年、東京大学医学部卒業。脳神経外科医。アルバート・アインシュタイン医科大学で脳腫瘍研究ののち、ジョージタウン大学で世界初の全身用CTの開発に従事。帰国後、大阪医科大学助教授、帝京大学客員教授等を経て、現在松井病院院長・東京脳神経センター理事長。78年に頚性神経筋症候群を発見。30年以上首の研究を続け、自律神経失調症の治療法を世界で初めて完成させた。完治不可能と言われていた十六疾患の治療法も確立させている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kinkin
35
私も首こりが酷いのでよんでみた。結論は首こり治せばなんでも治る、そんなことがだらだらと書かれている。ストレスのせいで首こりになるのは医師のごまかしと喝破している、著者の自慢話も多く病院の宣伝もあり、巻末のほうに図解で記されている首こり体操みたいなのも、よく見かける健康雑誌とたいして変わらないと思う。一日8時間は横になれと著者は書いているが、現代社会においてそれだけの余裕のある人がそう多くいるとは思えない。2014/05/24
双海(ふたみ)
12
筆者は身体の不調は、ストレスという曖昧模糊なものではなく、首凝りが原因だといいます。気になる章だけ読んで情報を得ました。2020/11/06
kazu
4
自身も首こりなので、一部は役に立ったかな。でも、200ページ中150ページぐらいがいらない。著者が素晴らしいのは分かるが、自慢が多すぎです。あれを発見したのだの、これを命名しただの。。。そんな話より、何をどうすれば首こりが解決するかが知りたかった。それに、この手の本だから、あまり学術的には書けないのかもしれないが、科学的根拠がなさすぎです。それでは、話しの内容は納得できないです。2011/04/20
にゃるねんnnn
3
首に限らず、動かして「イテテテ」となるほど不自然な体制でいると体が歪むので、一理あるなぁと思った。通年首が痛重いので下向きすぎに気を付けよう。2022/01/09
Humbaba
3
体というものは,それぞれの部品だけで作られているのではない.こころの病気であっても,体は大きく影響をしている.ほとんどのうつ病は,首のこりをほぐすことで治療が可能である.また,完治が不可能なうつ病であっても,首のこりをほぐすことで症状を和らげられる.2011/03/16