幻冬舎新書
慶應幼稚舎

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  • サイズ 新書判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784344981645
  • NDC分類 376.2
  • Cコード C0295

内容説明

カネとコネの噂が絶えない慶應義塾幼稚舎。だが、その実態は意外に知られていない。初年度納付金は最低で約150万円。縁故入学は多くても4人に1人。K組には慶應ファミリーの子、E組とI組にはサラリーマン家庭の子、O組には開業医の子を多く振り分ける驚きのクラス編制―。お受験教室の運営を通じて同校を知り尽くした著者が、その教育理念、入学試験、学費、進路等を徹底分析。「日本一の小学校」の成り立ちから教育レベルに至るまでを詳らかにした一冊。

目次

第1章 校風―空気を読まない「独立自尊」という理念
第2章 受験準備―お受験をめぐるうわさと真相
第3章 入学試験―わが子を合格させるための「傾向と対策」
第4章 学費と交際―学内格差はある?
第5章 源流―福澤諭吉の教育思想
第6章 学校生活―小学校時代が人生最高の時
第7章 進路―弱点は出世競争

著者等紹介

石井至[イシイイタル]
1965年生まれ。東京大学医学部卒。同大学大学院医学系研究科修士課程修了。外資系金融機関勤務等を経て、石井兄弟社を設立。息子の小学校受験を通じてお受験塾業界の前近代性に気づき、ビジネスとして参入。運営する「アンテナ・プレスクール」は、名門校への高い合格率を誇る。金融コンサルティングを軸に、金融・教育分野で幅広い事業展開を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まど

17
何だかんだ言っても階層社会だよね~なんて思いながら、頭の中にホリエモンがちらつく。御用達の幼稚園の「子どもが石を投げて他の子どもに当たり怪我をさせた場合、責められるのは石を当てられた子どもだという」という教育方針?に一番びっくりしたかも。知らないことを読むのって楽しい。「先ず獣身を成して後人心を養え」って言葉いいな。うちの子にぴったりだわ。励まされる。2010/12/05

けぴ

14
先ず獣身を成して後人心を養え、がモットーだそうです。体力を作ってから勉強しましょうとのこ。全員、1km泳げるように訓練するそうです。勉強は家でも出来ますから仲間と遊ぶことの方が大切とも。幼稚舎を受験予定の人は勿論、そうでなくても興味尽きない話、満載です。2017/11/26

さぁや

11
ちょうど高校野球決勝戦、仙台育英VS慶應の日に読み終わりました。私は関西人なのでどちらが優勝してもおめでとう!なのですが慶應高校の勢いはすごかったですね。そして本題。慶応幼稚舎、それこそ関西人の私にとってはその存在は知ってるけど、周りに通ってる方もいないので想像上の世界の1つに近いです。だけど実際に目指す方もたくさんいらっしゃいますし。日本一の私立小学校であるということはこの本を読んで、ものすごく理解しました。福沢諭吉の教えに則った教育方針、生徒選び等もしも私が、東京在住なら子どもを通わせたいと思いました2023/08/23

だいすけ

8
てっきり幼稚園のことかと思っていた。先ず獣身を成して後に人心を養えという福沢諭吉さんの考えには賛同するが、校風にははっきりいって魅力を感じなかった。でも、後半の諭吉先生の生涯を記した章は興味深く読んだ。慶應義塾の建学の精神でもある「われより古をなす」もいい言葉だな。2017/09/24

シモネッタ

8
東大入試よりも難しい幼稚舎入試? という幼稚舎は意外や、勉強よりも遊びやスポーツを重視。学校は子どもにとってとても居心地のいい場所らしい。福澤諭吉の思想が徹底されている2017/07/30

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