内容説明
洟たれ落ちこぼれだった10代の龍馬が、32歳で海援隊を結成し幕末の風雲児へと変貌を遂げた裏には、彼が20代を通して心酔した謎の信仰と女の存在があった。そもそも龍馬は母や姉を始めとする多くの女たちから影響を受けたが、なかでも江戸で修行した北辰一刀流の道場主・千葉定吉の娘・佐那は、妙見菩薩を守り神とする千葉一族秘伝の法術に龍馬を導いた。その後、龍馬は日本の近代化に邁進し、暗殺によって短い生涯を閉じる。龍馬を駆り立てたのは一体何だったのか!?土佐に生まれ政治に身を賭した著者による問題の龍馬論。
目次
第1章 龍馬を育てた十人の女
第2章 龍馬を変えた「北辰一刀流」
第3章 龍馬を生んだ土佐の風土
第4章 ジョン万次郎、河田小龍、坂本龍馬
第5章 龍馬活躍の背景と謎
終章 対談・龍馬と妙見の法力
著者等紹介
平野貞夫[ヒラノサダオ]
1935年高知県生まれ。60年、法政大学大学院政治学専攻修士課程修了後、衆議院事務局に就職。園田直副議長秘書、前尾繁三郎議長秘書などを経て92年、参議院議員初当選。自由民主党、新生党、新進党、自由党などを経て2003年民主党に合流。議会運営と立法過程に精通する政治家として評価される。04年、政界引退。ジョン万次郎研究者としても知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あむけ
2
文献研究より一歩出た独自の視点から龍馬に関わる人々を分析。政治家の経験から国の行く末に向かう心意気を解いている。2012/09/21
ニョンブーチョッパー
1
○2010/05/25
aki
1
トンデモ本に近し。著者は元政治家(最後は民主党)だけあって、論理的な話は苦手のようで、思いこみと思いつき、論理の飛躍、自己顕示のオンパレード。結構笑える。龍馬とたいして関係なさそうだが、妙見菩薩と星信仰の話は興味深かったな。ちょっと調べてみたいところだ。「妙見(北極星)は腐敗した日本政治を改めるため、小沢一郎に力を与えたと私は信じている」に思わず吹き出してしまった。現時点での小沢評を聞きたいね。ところで、「10人の女」と題するんだったら、長崎の豪商・大浦慶は入れとかんといかんよ。2012/09/06
エナメル
0
こんなものを出版するな2010/11/19
muki42
0
北辰一刀流。妙見信仰。陰陽と律(中庸)。黒色と白色の律は光。熱い/冷たいの律は距離。無いと有るの律は陰。(お蔭様)2010/06/27